スマートフォン「iPhone 6s」

2017年1月 入手
iPhone 6s
iPhone 5sから iPhone 5Sに機種変更した。
2018 年(平成 30 年)12 月 10 日現在、iOS の最新版は iOS 12.0.1 である。

2015 年(平成 27 年)9 月発売。2016 年(平成 28 年)9 月に最新の iPhone 7 が発売されてから、32GB と 128GB の 2種類に刷新された。今回は 32GB のホワイトを入手した。

iPhone 5s より一回り大きく、だいぶ重たくなった。ワイシャツの胸ポケットから少しはみ出す大きさだが、PDF に自炊した新書が読みやすくなった。解像度は同じで、ドット数が 38%ほど増えているためだ。
その他、Touch ID の反応が早くなっており、使用時のストレスが減った。
iPhone 6sと5s
2 つを並べて比較すると、こんな感じ――普段、左手で操作するのだが、親指をホームボタンに置くと、ギリギリ、バランスできる大きさだ。手の小さい方には少々厳しいかもしれない。

AC アダプタ、Ligtning ケーブル、ヘッドフォン、各種アプリケーションは、iPhone 5s 時代の資産をそのまま引き継げる。
iPhone 6s
インターフェースの種類や配置は iPhone 5s とほぼ同じだが、電源ボタンだけ上面から右側面に移動した。

側面が丸みのあるデザインに、薄さを感じさせるが、実際には 7.6mm から 7.1mm へと、0.5mm しか薄くなっていない。むしろ 30 グラムも重くなっているため、手で持ったときにずっしりとくる。iMac もそうだが、Apple は薄く見せるデザインが秀逸である。

iOS 12 でパフォーマンス向上

計測 - iOS 12
2018 年(平成 30 年)9 月 18 日、iOS 12の配信が始まった。端末のバックアップと、アップデートをダウンロードするために、約 2G バイトの空き容量が必要となる。

iOS 12 では、アプリの高速化や AR 機能アップなどが行われた。
左写真は、あらたに加わった計測アプリ――背面カメラで被写体の長さを計測できるほか、矩形領域の面積を自動計算してくれる。

iOS 12 の対応デバイスは、iPhone 5s 以降、iPad mini 2 以降、iPod touch(第6 世代)である。
iOS 12 の主な新機能・機能改善は以下の通り。
  • パフォーマンス向上‥‥アプリの起動は 40%、カメラの起動は 70%の高速化。
  • 「グループ Face Time」が利用可能‥‥最大 32 人と同時通話可能。
  • 新しい「アニ文字」&「ミー文字」‥‥自分によく似た「ミー文字」を作ることができる。
  • QR コードスキャン
  • メッセージアプリ‥‥写真に簡単にエフェクトや絵文字を追加できる。
  • AR - マルチプレイに対応‥‥複数デバイスで共有可能。
  • スクリーンタイム(Screen Time)‥‥デバイスの利用時間が一目で分かる。
  • Siri の機能強化‥‥どのアプリからでも Siri を呼び出せる。
  • 写真アプリ‥‥写真共有、検索が可能に。
  • 通知機能の更新‥‥アプリ単位で通知をグループ化できる。
  • プライバシーとセキュリティーの強化‥‥インテリジェント追跡防止機能。
  • おやすみモード‥‥アラート、メッセージ、電話の通知を OFF に。

iTunes Wi-Fi同期

iPhoneiTunes の同期は WiFi経由で行うことができる。
iTunes WiFi同期 - iPhone 6s
最初に一度だけ、iPhoneiTunes を USB ケーブルで接続する。
iTunes 側で、上図の「この iPhone を接続しているときに自動的に同期」「Wi-Fi経由でこの iPhone と同期」の 2 つのチェックを ON にする。
次に、USB ケーブルを外し、iPhonePC を再起動する。
iTunes を起動すると、Wi-Fi経由で同期が始まる。

もし同期が始まらないときは、iPhone の「設定→一般→iTunes Wi-Fi 同期」を選択肢、「今すぐ同期」をタップする。

それでも同期しない場合は、PC やルータのセキュリティ設定を確認する。
Wi-Fi 同期の際、TCP ポート 123 と 3689、UDP ポート 123 と 5353 を使用する。

なお、Wi-Fi 同期は、USB ケーブルに比べるとかなり遅い。音楽や動画など、大容量データを同期させるときは USB ケーブルを使った方がいいだろう。

iOS更新で性能が落ちる!?

Apple は、「iOS 更新によって iPhone の性能を落としている」というベンチマークソフト Geekbench の公表を受けて、iPhone のピーク性能を意図的に落としていることを認めた。
同社は、「最高のユーザー体験を提供するため」として、バッテリーの劣化した iPhone が予期せぬシャットダウンを起こすのを回避したり、バッテリー寿命を延ばしたりする目的で、iOS 更新のタイミングで意図的に iPhone のピーク性能を落としているという。
Geekbench 4統計データ - iOS 11
iPhone 6s の iOS 10.2.0 の Geekbench 4統計データでは、スコア 2500 あたりにピークが集中していたが、iOS 10.2.1 では複数のピークが登場し、iOS 11.2.0 ではではスコア 1000~2500 の間に 5 つものピークが存在することが示されている。
「iOS 11 によって iPhone 6s のパフォーマンスが低下した」というユーザーの声が、ベンチマークスコアの統計から明らかになった形だ。

手元の iPhone 6s は、それほどパフォーマンスが低下したようには感じない。実際、ベンチマーク統計もピークが複数あるわけで、これはバッテリーの劣化と関係するのだろうか。

その後、ユーザーからの怒りの声が相次ぎ、複数の訴訟が起きた。
そこで、米Apple は、2017 年(平成 29 年)12 月 28 日、個の問題について謝罪し、一部端末を対象に割引価格でのバッテリー交換を提供すると発表した。

緊急SOS

緊急SOS - iOS 11
iOS 11緊急 SOS が追加された。
iPhone 7 以前では、サイドボタンをすばやく 5 回押すと、緊急 SOS スライダが表示され、このスライダをドラッグすることで緊急電話をかけられる。

緊急連絡先は、iPhone のヘルスケア App から追加できる。

iOS 11 からは 32ビットアプリが使えない

2017 年(平成 29 年)9 月 20 日、iOS 11の配信が始まった。端末のバックアップと、アップデートをダウンロードするために、約 2G バイトの空き容量が必要となる。

iOS 11 では 32bit アプリの動作に対応しない。32 ビットアプリの有無は「設定→一般→情報→App」をタップすると確認できる。タップしても反応しなければ、32 ビットアプリはインストールされていない。
32 ビットアプリを利用している場合、OS をバージョンアップすると使えなくなるので注意しよう。

iOS 11 の対応デバイスは、iPhone 5s 以降、iPad mini 2 以降、iPod touch(第6 世代)である。

iOS 11 の主な新機能・機能改善は以下の通り。
  • Filesの導入‥‥パソコンに似たファイル管理アプリ
  • ARKitの導入‥‥AR を作成するフレームワーク
  • Live Photosの機能強化‥‥新たな編集、新しいコントロールセンターのカスタマイズ、ストレージ空き容量の簡単な確保などの機能追加
  • App Storeの刷新‥‥アプリやゲームを見つけやすくなるようデザインを刷新
  • メッセージアプリの刷新‥‥アプリにアクセスしやすいようにドロワーが刷新
  • Siriの機能強化‥‥翻訳機能、音楽サジェスチョン機能など
  • Apple Musicアプリのリニューアル‥‥友だちが聞いている音楽が「For You」に表示される、プレイスリストを共有できる
  • コントロールセンターのリニューアル‥‥デザインと操作性の刷新
  • 通知機能の改善‥‥最初の画面には未読通知
  • おやすみモードの機能追加‥‥自動車運転中の挙動を設定可能に
  • マップアプリの機能拡充‥‥屋内マップ、車線ガイダンスの追加
  • AIrPlay 2のサポート
  • Dockの新設(iPad 向け)
  • マルチタスキングの改善(iPad 向け)
  • テキスト・写真・ファイルのドラッグアンドドロップのサポート(iPad 向け)
コントロールセンター - iOS 11
iOS 11 になってコントロールセンターが大きく変わった。
アイコンでの表示が主体となり、表示する項目を自由に追加・削除できるようになった。

Jアラートを受信できるか

緊急速報 - iPhone 6s
2017 年(平成 29 年)に入り、北朝鮮が弾道ミサイルを頻繁に打ち上げるようになった。
地震や津波、弾道ミサイルの発射などの緊急事態が発生した際に、国から住民に通知するために総務省消防庁が整備し、 2007 年(平成 19 年)から運用している「J アラート」が、iPhone でも受信できるか、設定を確認しておこう。

J アラート が受信できるのは、iPhone 4s 以降の製品で、キャリアは問わない。
iPhone 4 以前の製品は、アプリ「Yahoo!防災速報」を入れておくといいだろう。

受信設定の確認方法は、「設定→通知」を開き、一番下までスクロールして、「緊急速報」がオンになっていれば受信できる。

J アラートの対象地域にいると、マナーモードでもアラームが最大音量で鳴り、バイブレーションとプッシュ通知が行われる。

iOS 10.3 は要バックアップ

2017 年(平成 29 年)3 月 27 日、iOS 10.3 が公開された。

このアップデートでは、Mac OS 8.1 の時代から続いていた伝統的な HFS+ ファイルシステムが廃止され、APFS(Apple File System)に置き換えられる。
APFS は、2016 年(平成 28 年)に発表されたばかりの新しいファイルシステムで、暗号化やスナップショット、空データの消費を省く仕組みを持つなど、モバイル機器のフラッシュストレージ向けに適したファイルシステムだ。

今回のアップデータではストレージが初期化されるわけではないが、システムの基幹を司るファイルシステムの変更であるだけに、万が一のトラブルに備え、iTunesiCloud にバックアップをとってからアップデートすることをお勧めする。
アップデートにも 20 分ほどを要した。初期設定が必要で、AppleID とパスワードを用意しておこう。

2017 年(平成 29 年)7 月 20 日現在の最新版は iOS 10.3.3 である。

データ移行

nanoSIM - iPhone
まず、iPhone 5s から nanoSIM を取りだし、iPhone 6s にセットする。iPhone のケースにクリップを伸ばしたような道具が入っており、これを使って iPhone 側面の SIM ケースをスライドさせる。「iPhone や iPad で SIM カードを取り出し&交換する方法」に詳しい。
データ移行 - iPhone
データ移行 - iPhone
iTunes を使い、 iPhone 5s をバックアップしておく。手順は、NTT ドコモの「iTunes を利用したデータの移行」に詳しい。

これを iPhone 6s にリストアすればいいのだが、iOS のバージョンが iPhone 5s と同じか新しくないとリストアに失敗することがある。
iOS のバージョンが古ければ、一度、iPhone 6s の初期設定を行い、iTunes 経由で iOS のバージョンアップを行う。今回、iOS 10.0.2 へバージョンアップを行ったのだが、この作業に 1 時間以上かかってしまった。

データ移行すると、電話の発着信履歴、電話帳、メール、インターネットのお気に入り、アプリ(データを含む)、動画・音楽・写真などのデータをすべて引き継ぐことができる。
ただし、Twitter アプリのログイン・パスワードなど、パスワードを引き継げないアプリがあった。ログインしなおせば問題なく利用できる。

Touch ID

Touch ID - iPhone 6s
iPhone 5s 同様、ホームボタンが指紋認証デバイス「Touch ID」となっている。

自分の指紋を登録しておけば、ホームボタンをクリックすると同時に、パスコードを入力しなくてもロック解除できる。iPhone 5s に比べ認証スピードが向上しており、瞬間的にロック解除してくれる。
また、iTunes Store、App Store、Apple Pay の決済を Touch ID を使って。認証できる。
なぜか、Lightning ケーブル接続中は Touch ID が効かない。

ケース

2層構造 ハイブリッド スリム アーマー - iPhone 6s
ケースはままぱふぅの見立てで、VERUSUS「2 層構造 ハイブリッド スリム アーマー(ブラック)を購入した。
電源ボタンやボリュームもラバーで覆われる。

最近のスマホケースは手帳型が流行のようだが、オジサンは電話する機会が多いので、手帳型は避けた。
液晶フィルム - iPhone 6s
前面の保護にガラスフィルムを貼りたかったところだが、ケースのラバーと干渉する恐れがあったので、より薄いフィルムにした。

Royal Monster の「液晶フィルム iPhone 6 / 6S 前面用 4.7 インチ用 BK」である。液晶以外の部分は黒くなるので、ケースのカラーと統一感が出る。2 枚入りでお得だ。

保護フィルムを貼って、先ほどのケースに納めると、オヤジ仕様ブラック iPhone 6s の出来上がりである。

iPhone 6sと5sの比較

種別 iPhone 6s iPhone 5s
容量 16GB / 64GB / 128GB 16GB / 32GB / 64GB
ディスプレイ 4.7インチ
1,334 x 750ピクセル(326ppi)
1,400:1コントラスト比
4インチ
1,136 x 640ピクセル(326ppi)
800:1コントラスト比(標準)
サイズ 138.3×67.1×7.1mm 123.8×58.6×7.6mm
重量 143グラム 112グラム
CPU A9 A7
GPU PowerVR GT7600 PowerVR G6430
背面カメラ 12Mピクセル 8Mピクセル
前面カメラ 5Mピクセル 1.2Mピクセル
通信速度 4G LTE-Advanced
(最大300Mbps)
4G LTE
(最大150Mbps)
WiFi IEEE 802.11a/b/g/n/ac(最大866Mbps) IEEE 802.11 a/b/g/n(最大300Mbps)
Bluetooth 4.2 4.0
Touch ID 第2世代 第1世代
連続通話時間 3Gで最大14時間 3Gで最大10時間
インターネット利用 Wi-Fiで最大11時間 Wi-Fiで最大10時間
センサー 3軸ジャイロ、加速度センサー、近接センサー、環境光センサー、気圧計 3軸ジャイロ、加速度センサー、近接センサー、環境光センサー

参考サイト

(この項おわり)
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