いせや総本店の焼き鳥は1本90円

吉祥寺の名物焼き鳥店「いせや総本店」（東京都武蔵野市御殿山1-2-1）は、焼き鳥をいぶす煙で煤けて真っ黒である。

いせやは、1928年（昭和3年）に精肉店として創業。50年前に建て直したころから店の片隅で焼き鳥も売り始めたという。当時は1本10円だった。1989年（昭和64年）の消費税導入で1本80円に値上げしたが、以後の価格は据え置き（2018年2月から90円）。焼き鳥をつまみに飲んでも千円でお釣りが来るという、オジサンには嬉しいお店である。

昭和レトロブームの到来で、女性客も増えた。
残念ながら、建物の老朽化のため、総本店は2006年（平成18年）9月25日をもって営業を終了。左の写真は営業最終日、お客さんが行列をなしているところ。

2008年（平成20年）6月4日、14階建てのビルが完成。1、2階にいせやが入り、新装開店した。あわせて公式サイトもオープンした。
総本店の建て替え中、吉祥寺本町で営業してきたプレハブ2階建ての仮店舗は、「北口店」に名前を変え、当面は営業を続けるという。

距離：287メートル，自転車：1分，徒歩：3分

こちらはいせや公園店（東京都武蔵野市吉祥寺南町1-15-8）――この建物も古く、真っ黒だ。
ここで焼き鳥を買って、井の頭公園で食べていただきたい。

距離：336メートル，自動車：1分，自転車：1分，徒歩：4分