神戸北野異人館街は和洋折衷の邸宅が多い

2014年8月15日・2017年10月13日 撮影
神戸北野異人館街
2014年(平成26年)8月15日 撮影
幕末の開国で神戸に外国人が逗留するようになったが、港湾近くの外国人居留地の整備が間に合わず、北側の山の手に日本人と外国人が同居する雑居地が認められた。その名残が神戸北野異人館街(兵庫県神戸市中央区北野町2)である。
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(2560×1707 ピクセル, 2112 Kbyte)
神戸北野異人館街
2014年(平成26年)8月15日 撮影
明治の中頃には道路も整備され、多くの外国人が移り住み、異人館街が形成された。
その多くは木造二階建てで南側にベランダを設け、外壁を下見板張りペンキ塗りにした。
軒まわりの蛇腹や張り出し窓、赤煉瓦積みの煙突などは異人館の特徴である。
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(1920×1280 ピクセル, 1017 Kbyte)
神戸北野異人館街
2014年(平成26年)8月15日 撮影
異人館街は、緑豊かな六甲山麓の南斜面にあり、かつては神戸港を一望できた。

神戸市は1979年(昭和54年)12月に、この地域約9.3ヘクタールを伝統的建造物群保存地区に指定した。
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(1920×1280 ピクセル, 1605 Kbyte)
東天閣 - 神戸北野異人館街
2014年(平成26年)8月15日 撮影
写真の東天閣は、1894年(明治27年)にドイツ人F・ビショップが家族のために建てた木造・瓦葺きの邸宅だ。
1945年(昭和20年)に大連の一流料理店のコックが受け継ぎ、中国王宮料理店として東天閣をオープンした。
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(1920×1319 ピクセル, 1295 Kbyte)
ラ・メゾン・ドゥ・グラシアニ - 神戸北野異人館街
2017年(平成29年)10月13日 撮影
写真のラ・メゾン・ドゥ・グラシアニは、1872年(明治5年)、フランス人貿易商・グラシアニ氏の住居として建てられた洋館である。コロニアルスタイルの白い木造2階建ての建物は目立つ。
現在はレストランとなっており、フランス三ツ星レストラン仕込みの洗練された料理と豊富なワインを楽しめる。
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北野交番 - 神戸北野異人館街
2014年(平成26年)8月15日 撮影
赤煉瓦造りのかまぼこ形の建物は北野交番だ。現役の派出所である。
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丸形ポスト - 神戸北野異人館街
2014年(平成26年)8月15日 撮影
1970年(昭和45年)に生産終了した丸形ポストも現役だ。
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(1280×1920 ピクセル, 1228 Kbyte)
セブンイレブン - 神戸北野異人館街
2017年(平成29年)10月13日 撮影
セブンイレブンを景観を損ねないように配色に気を使っている。
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(1920×1280 ピクセル, 1035 Kbyte)
神戸北野異人館街
2017年(平成29年)10月13日 撮影
三宮から神戸北野異人館街までは急な上り坂になっており、かつては神戸港が一望できたという。
セブンイレブンの西側にあるT字路から、神戸市役所を見ることができる。

治承4年(1180年)、平清盛による福原遷都の際、鬼門鎮護のために京都の北野天満宮をこの地に勧請した。その後、幕末開校までは小さな農村であった。
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(1322×1920 ピクセル, 1330 Kbyte)

交通アクセス

【鉄道】
  • JR・阪急・阪神・神戸市営地下鉄「三宮駅」から北へ徒歩20分
  • 神戸市営地下鉄・山陽新幹線「新神戸駅」より西へ徒歩20分
【バス】
  • シティー・ループバス「北野異人館」「北野工房のまち」「北野坂」下車
行き方ナビ
出発地の最寄駅:

目的地:神戸北野異人館街

近隣の情報

(この項おわり)
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