鎌倉能舞台で700年前の日本刀「正宗」を見る

2016年5月3日 撮影
鎌倉能舞台
鎌倉能舞台(神奈川県鎌倉市長谷3-5-13)は、1970 年(昭和 45 年)、日本の伝統文化「能楽」の振興と普及を目的として創設された。Twitter の公式アカウントは @nohbutai
座席数は約 170 と、舞台までの距離が近く迫力がある。能楽博物館を併設している。
鎌倉能舞台の大きな写真大きな写真
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能楽は、能と狂言の総称で、2008 年(平成 20 年)、ユネスコの世界無形文化遺産に登録されている。

能は 14 世紀頃に成立し、 (うたい) 囃子 (はやし) を伴奏にして、舞踊的な所作でストーリーが展開する歌舞劇だ。武士のたしなみとして、様式化された簡素な表現形式によって人の感情を繊細に表現する。
能は、江戸時代に入って様式が固定化されており、現代人には聞き取りにくい部分も多いが、この日は「県民のための能を知る会」ということで、公演後にシテによる説明と質疑応答があり、とても勉強になった。

狂言は一種の喜劇。能に比べて発音が現代的で聞き取りやすい。
1957 年(昭和 32 年)、重要無形文化財に指定されている。

この日の能の演目は、狂言が「成上り (なりあがり) 」、能が「小鍛冶 (こかじ) 」。
小鍛治のストーリーは、高名な刀鍛冶である宗近 (むねちか) のもとへ勅使が訪れ、新しく御剣を造れとの勅命を伝える。宗近が稲荷明神へ参詣すると、一人の童子(シテ)が現れ、古今東西の不思議な力を持つ剣の故事を語りだすというもの。

日本刀「正宗」

日本刀「正宗」
※本阿彌光蓮氏所蔵(複写・転載はご遠慮下さい)
演目にちなみ、開演前には、足利時代より続く水戸本阿彌家の 14 代当主、本阿彌光蓮氏による日本刀の講演があった。鎌倉時代末期から南北朝時代初期に相模国鎌倉で活動した刀工、正宗の真剣を前に、興味深い話を聞くことができた。
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折り紙つき」とは、品質の確実性を保証する、折りたたまれた刀剣の鑑定書に由来するとか。また、そこに押印される太閤秀吉の判子「太閤判」が転じて「太鼓判」になったとか。

交通アクセス

【鉄道】
  • 江の島電鉄「長谷駅」より徒歩 7 分
行き方ナビ
出発地の最寄駅:

目的地:鎌倉能舞台
鎌倉能舞台
屋外には寄付金付の飲料自動販売機があった。早速購入した。

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(この項おわり)
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