サンシャイン国際水族館でマイワシの大群を見る

2005年12月29日 撮影
マイワシ - サンシャイン国際水族館
サンシャイン国際水族館(現・サンシャイン水族館;東京都豊島区東池袋三丁目1番3号)に行ってきた。

中に入ってみると、いきなりマイワシの大群である。食べられる魚がこれほど多く見られる水族館ははじめてだ。
水中漫才 - サンシャイン国際水族館
今春から、吉本興業が水中漫才を始めたということで、多くのギャラリーが集まっていた。
ネタは科学的だが、芸人さんは身体を張っているのであった。
アロワナ - サンシャイン国際水族館
巨大な淡水魚を集めた水槽にはピラルクーが悠々と泳いでいた。
ピラルクーは、大きな者では全長5メートルに達する世界最大の淡水魚と言われており、アマゾン川に生息している。肉食で、アロワナの一種。同じアロワナでも、個人で飼えるような代物ではない。
クラゲの癒し系ムービーで一休み。
マンスリー水槽 - サンシャイン国際水族館
マンスリー水槽は、月替わりで様々な魚が登場する。
12月下旬からは、2006年(平成18年)の干支である戌にちなみ、ドッグフェイスバファーとイヌザメが泳いでいた。
アシカショー - サンシャイン国際水族館
屋外では毎日数回アシカショーが行われている。ボールや算数計算はもちろん、音楽演奏もこなせる芸達者である。
上演は1回15分だが、もの凄く寒かった。防寒装備が必要だ。
サンシャイン国際水族館の開業は1978年(昭和53年)。延べ床面積は約7800平方メートルと、葛西臨海水族園(江戸川区)の半分ほどだ。
サンシャインシティの10階建てビルの屋上部分にあるため、建物が耐えられる水量は700トン前後という制約がある。このため、飼育できる生き物の大きさにも限界がある。ユーモラスな姿で人気のあるマンボウは成長すれば体長4メートルになるが、ここで飼育できるのは2メートル前後まで。それ以上に大きくなれば他館へ譲ることになる。ジンベイザメやマグロなどは、最初からあきらめざるを得ない。
こうした制約を逆手に取り、小さな生き物の展示に力を入れてきた。テレビCMで人気が出た両生類のウーパールーパーや「流氷の天使」と呼ばれる貝の仲間・クリオネなど、小さな生き物を中心に他館にない独特な展示をしている。クリオネはあまりにも小さく、マクロ撮影できるレンズがないと写せないほどである。

リニューアル・オープン

サンシャイン国際水族館は改修工事のため、2010年(平成22年)8月31日の営業を最後に1年間休館した。開業から32年たって施設の老朽化が進んでおり、展示方法も時代にそぐわなくなっていたためだ。

そして、2011年(平成23年)8月4日にリニューアルオープンした。
さまざまな角度から魚の動きを見て楽しめる施設に生まれ変わり、施設名も「サンシャイン水族館」に変わった。

水中ドローンで深海調査

2019年(令和元年)12月3日、サンシャイン水族館は、水中ドローンを使った深海調査を始めたと発表した。深海の入り口に当たる水深200メートル付近をドローンで撮影し、あまり知られていない生物の映像や生息環境に関する情報を発信していく。また、水族館での生物展示や生物採集に生かすという。

交通アクセス

【鉄道】
  • JR・東武東上線・西武池袋線 池袋駅から徒歩約8分。
  • 東京メトロ有楽町線 東池袋駅から徒歩約3分。
  • 都電荒川線 東池袋4丁目駅から徒歩約4分。
【自動車】
  • 首都高5号池袋線 東池袋インターより直結。駐車場はサンシャイン駐車場(30分/250円)。ただし、ナンジャタウン利用による駐車料金割引はない。

近隣の情報

参考サイト

(この項おわり)
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