厳島神社は2012年の大河ドラマの舞台

2011年8月25日 撮影
厳島神社
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厳島神社
厳島神社 (いつくしまじんじゃ) (広島県廿日市市宮島町1-1)は、2012年(平成24年)のNHK大河ドラマ「平清盛」の舞台として注目を浴びている。2006年(平成18年)7月にも訪れている。
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593年(推古天皇元年)の創祀とされ、市杵島姫命 (いちきしまひめのみこと) 田心姫命 (たごりひめのみこと) 湍津姫命 (たぎつひめのみこと) の三姉妹を祀っており、天照大神 (あまてらすおおみかみ) などが相殿神 (あいどのしん) とされる。
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受付で昇殿料を払って中へ進み最初にたどり着くのが客神社 (まろうどじんじゃ) 。ここには、太陽、雨、風、農業などを司る五男神が祀られている。
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厳島神社には、観世音菩薩や大日如来を本地仏とする神仏習合の様相が早くからみられるとともに、熊野信仰や浄土信仰、海上神の弁財天信仰などの聖地とされることもあった。
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次に本殿へと続く長い東側回廊にはいる。柱と柱の間は8尺(約2.4メートル)で、床板は必ず8枚になっている。これは8を神聖な数字と見なす仏教の影響といわれる。
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12世紀後半には、平清盛や厳島神社神主・佐伯景弘 (さえきかげひろ) の発想で、平安時代の寝殿造りの様式を海上に現出させるという発想のもと、現在の社殿が生まれた。背後の急峻な山を御神体とし、遙拝所をその麓に設けるという、日本の社殿建築の一般的形態を体現している。
1996年(平成8年)には世界遺産に登録された。
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本殿の広さは82坪で日本一の大きさ。
本社拝殿正面には高舞台・平舞台(国宝)があり、いまでも二十数曲の舞楽が伝承されている。大阪・四天王寺の石舞台、住吉大社の石舞台とともに日本三舞台ともいわれる。
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毎年3月20日前後には、宮島発展の礎を築いた平清盛を偲び、平家一門が厳島神社を参拝する行列をモチーフにした宮島清盛祭りが開催される。

2014年(平成26年)8月18日、平舞台の床板の張り替え作業が始まった。大がかりな張り替えは1988年(昭和63年)以来26年ぶりだ。
平舞台の総面積約550m2のうち、東側にある約160m2の檜の床板や支える角材を交換する。10月15日の「菊花祭」までに終える予定という。
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能舞台は、戦国時代、毛利氏が海中に設けて能を奉納した舞台。現在の建物は江戸時代に広島藩主・浅野家が造営したものだ。
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厳島神社は、その後も大内・毛利などの大名権力の保護を受け、現在の本殿は1571年(元亀2年)に毛利元就が再建したものとされる。
本社とその周辺の多くの建物が国宝に指定されている。
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108メートル沖合には、厳島神社のシンボルともいえる高さ16メートルの大鳥居が立っている。国の重要文化財である。現在のものは1875年(明治8年)に建立されたもので、清盛の時代から8代目となる。
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夕方から運行される宮島参拝遊覧では、潮位が十分にあれば大鳥居をくぐることができる。予約時に確認しておくといいだろう。
また、予約不要の櫓櫂船は櫓と櫂だけで進むレトロな遊覧船で、エンジンの音に邪魔されずに平安の時代を堪能できる。

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(この項おわり)
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