日本最古のコンクリート電柱は函館市内にある

2012年8月22日 撮影
日本最古のコンクリート電柱
写真の電柱(北海道函館市末広町15-1)は、1923年(大正12年)10月、函館水電会社(現・北海道電力)が建てたもので、現存するコンクリート電柱では日本最古のものである。

高さ10メートル、底辺47センチメートル四方、上辺は19.5センチメートル四方の角錐形という珍しい形をしている。現場打ち工法で造られた。
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当時の函館は火災が頻繁に起きており、耐火建築の一環としてこの電柱が建てられた。

後に同型の電柱が建物を挟んで立てられたため、夫婦電柱 (めおとでんちゅう) と呼ばれて市民の話題となった。

函館歴史文化観光検定

函館歴史文化観光検定(はこだて検定)の合格者でつくるボランティア団体「函館検定合格者の会」の活動第1弾となるまち歩きイベントが、2014年(平成26年)5月10日、日本最古のコンクリート電柱をスタートした。赤レンガ倉庫街や中華会館、ペリー提督記念碑、旧イギリス領事館、旧函館区公会堂などを約2時間かけて巡った。
同会は、函館の歴史の魅力を伝えたいと上級合格者8人で4月に結成。年1回実施される検定受験者向けの相談会や講習会も今後、開催する予定だ。

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目的地:日本最古のコンクリート電柱

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(この項おわり)
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