奈良の大仏の鼻の穴でメタボ判定

2014年6月11日 撮影
東大寺 奈良の大仏
東大寺(奈良県奈良市雑司町406-1)は、奈良の大仏でお馴染みの華厳宗大本山の寺院である。「古都奈良の文化財」の一部として世界遺産に登録されている。

聖武天皇は、743 年(天平 15 年)、紫香楽宮 (しがらきのみや) で大仏造立の詔を発した。その後、短い間に遷都を繰り返したが、745 年(天平 17 年)に都を平城京に戻し、行基 (ぎょうき) を呼び寄せ、本格的に大仏の建造を続行した。
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東大寺 奈良の大仏
そして 752 年(天平勝宝 4 年)、聖武太上天皇 (しょうむだいじょうてんのう) 孝謙天皇 (こうけんてんのう) が見守る中、大仏の開眼供養が行われた。

大仏と東大寺大仏殿の工事は完了したのは 756 年(天平勝宝 8 年)のことで、13 年の年月と延べ 260 万人の労働力が必要だった。建造費は現在の貨幣価値にして約 4657 億円に上るという。
完成から間もなく、聖武太上天皇は崩御した。
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奈良の大仏は盧舎那仏 (るしゃなぶつ) で、宇宙の真理をすべての人に照らし、悟りに導く仏とされている。中国河南省の奉洗寺の大仏がモデルといわれる。

現存の大仏は像の高さ約 14.7 メートル、基壇の周囲 70 メートルある。建造当時の大仏より 1 メートル低くなったとされる。
頭部は江戸時代、体部は大部分が鎌倉時代の補修となっている。台座、右の脇腹、両腕から垂れ下がる袖、大腿部などに一部建立当時の天平時代の部分も残っている。
1958 年(昭和 33 年)に国宝に指定された。
東大寺 奈良の大仏
背中は数多くの柱によって支えられている。
東大寺 奈良の大仏
奈良の大仏の左手。
長さ 2.5 メートルもある。
東大寺 奈良の大仏
奈良の大仏に向かって右の柱には、大仏の鼻の穴と同じ大きさの四角い穴があいている。この穴をくぐると無病息災のご利益があると言われている。
縦37cm×横 30cm×奥行き 108cm というサイズは、メタボ判定の腹囲をオーバーしていると通り抜けは厳しい(笑)。
東大寺 虚空蔵菩薩
奈良の大仏に向かって左側には、高さ 7.1 メートルの虚空蔵菩薩が安置されている。
虚空蔵菩薩とは、「広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲を持った菩薩」という意味で、智恵や知識や記憶といった面での利益をもたらす菩薩として信仰されている。
1752 年(宝暦 2 年)に完成した、江戸時代の代表的な仏教彫刻である。国の重要文化財に指定されている。
また、右側には如意輪観音菩薩が安置されている。こちらも国の重要文化財に指定されている。
東大寺 虚空蔵菩薩の大きな写真大きな写真
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東大寺 広目天
堂内の北西と北東の隅には、四天王のうちの広目天(=写真)と多聞天が安置されている。
虚空蔵菩薩、如意輪観音菩薩と同様、江戸時代の代表的な仏教彫刻である。
東大寺 広目天像
四天王の残りの 2 体(持国天、増長天)は未完成に終わり、両像の頭部のみが大仏殿内に安置されている。
東大寺 大仏殿
大仏を安置する大仏殿は、正式には東大寺金堂という。
正面の幅 57.5 メートル、奥行き 50.5 メートル、棟までの高さ 49.1 メートルで、世界最大の木造建築とされてきたが、近年では建築資材の発達により、大仏殿より大きな木造建築が建造されている。
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東大寺 大仏殿
大仏の鋳造が終わった後に建設され、758 年(天平宝字 2 年)に完成した。当時の大仏殿は、幅 86 メートル、奥行き 50 メートル、高さ 37 メートルと、現在のものより幅が広かった。
1190 年(文治 6 年)の再建模型(=写真)を見ると、いまより幅が広いことが分かる。
東大寺 大仏殿
江戸時代の 1709 年(宝永 6 年)に落慶した大仏殿(=写真)が、現存するものである。
1879 年(明治 12 年)から 1915 年にかけてと、1973 年(昭和 48 年)から 1980 年にかけて修理が行われた。
1952 年(昭和 27 年)に国宝に指定された。
東大寺 大仏殿
大仏殿の正面に立つ金銅八角燈籠は、高さ 464 センチの巨大な燈籠で、たびたび修理はされているが、奈良時代創建時の姿を残しており、国宝に指定されている。
楽器を奏でる音声菩薩 (おんじょうぼさつ) が四面に鋳造されている。
東大寺 大仏殿の大きな写真大きな写真
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東大寺 金剛力士像
南大門 (なんだいもん) には、平安時代末期から鎌倉時代初期の仏師として名を馳せた運慶、快慶の作として名高い、高さ 8.4 メートルの巨大な金剛力士像が安置されている。
向かって左側には口を開けた阿形 (あぎょう) が。
東大寺 金剛力士像
左側には口を結んだ吽形 (うんぎょう) が。

通常の仁王像とは左右の配置が逆である。
そういえば、愛宕神社の狛犬も左右の配置が逆である。
東大寺 二月堂
二月堂は、旧暦 2 月にお水取り(修二会)が行われることから、この名が付けられた。
創建は奈良時代だが、1667 年(寛文 7 年)のお水取りの最中に失火で焼失した。2 年後に再建されたのが現在の建物で、2005 年(平成 17 年)に国宝に指定された。
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東大寺 四月堂
四月堂は、旧暦 4 月に法華三昧の行が行われることから、この名が付けられた。
1021 年(寛仁 5 年)の創建で、1681 年(延宝 9 年)に改築された。
東大寺 関連

交通アクセス

【鉄道】
  • JR 大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」から市内循環バス「大仏殿春日大社前」下車徒歩 5 分
  • 近鉄奈良線「奈良駅」から徒歩約 20 分
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出発地の最寄駅:

目的地:東大寺

近隣の情報

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(この項おわり)
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