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柱穴は直径約2メートル、深さ約2メートル、間隔が4.2メートルで統一されており、測量の技術があったことをうかがわせる。6つある穴の中には直径約1メートルのクリの木柱が入っていた。用途については、物見櫓説、灯台説、天文台説、神殿説など様々で、結論は出ていない。

ここに遺跡があることは江戸時代から知られていたが、1992年(平成4年)、県営球場建設の事前調査を行ったところ、大規模な集落跡であることがわかった。1994年(平成6年)、大型建物の跡が発見され、青森県は野球場建設を中止し、遺跡の保存を決定した。

大型掘立柱建物跡の近くには、長さ32メートル、幅10メートルの大型竪穴式住居跡が再現されており、内部を見学できる。

三内丸山遺跡では多くの竪穴式住居跡が発見されている。写真は樹皮葺きの竪穴式住居を再現したもの。

こちらは、土葺きの竪穴式住居を再現したものである。

高床式倉庫とみられる柱穴群も発見されている。これは再現したもの。

遺跡から出土した重要文化財約500点を含む、総数約1,700点の遺物を展示している。

2017年(平成29年)11月5日、300人が世界最大の考古学授業と題した世界記録に挑戦し、見事にギネス世界記録に認定された。

木炭を使用した炭素年代測定により、三内丸山遺跡で集落が営まれたのは紀元前3800年~2100年(令和82年)になることがわかったが、なぜこれほどの集落が終焉を迎えたかは分かっていない。

縄文土器を模した蛇口。

交通アクセス
近隣の情報
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参考サイト
- 三内丸山遺跡:青森県
- 青森の旅2日目 (2)三内丸山遺跡を見学:ご近所から海外まで
(この項おわり)