弘前城(青森県弘前市下白銀町)は、津軽統一を成し遂げた津軽為信によって計画され、2代藩主・信枚が1611年(慶長16年)に完成させた。
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以後、廃藩にいたるまでの260年間、津軽氏の居城として藩政を司った。
創建当初の規模は、東西600メートル、南北1,000メートル、総面積50ヘクタールの中に、三重の濠と土塁に囲まれた6つの郭があった。
2015年(平成27年)、本丸石垣の修理のため、天守は本丸の内側へ70メートルほど曳屋されており、やや間の抜けた感じになっている。2021年(令和3年)には曳き戻される予定。
弘前城には長らく天守がなかったが、1811年(文化8年)、9代藩主・寧親の治世に3層(多なさ14.4メートル)の天守が築かれ、現在にその姿を伝えている。
1873年(明治6年)、廃城処分となり、本丸御殿や武芸所などが取り壊された。津軽氏は城跡を借り受け整備し、一般公開した。現在は弘前市が所管している。
1873年(明治6年)、廃城処分となり、本丸御殿や武芸所などが取り壊された。津軽氏は城跡を借り受け整備し、一般公開した。現在は弘前市が所管している。
天守閣と、櫓が3棟、城門5棟がほぼ廃城時の原形をとどめており、いずれも重要文化財に指定されている。1952年(昭和27年)、城跡は国の史跡として指定を受けた。天守は現存12天守に数えられている。
鶴の形に仕立てられた「鶴の松」は高さ6メートル、樹齢300年を超える古木だ。向かいの石垣の中心に「亀の石」と呼ばれる大石があり、「鶴の松」と並び称される。
鶴の形に仕立てられた「鶴の松」は高さ6メートル、樹齢300年を超える古木だ。向かいの石垣の中心に「亀の石」と呼ばれる大石があり、「鶴の松」と並び称される。
二の丸にある大枝垂れは、1914年(大正3年)に植樹されたもので、園内で最大のシダレザクラである。
1903年(明治36年)以降、園内には桜の植樹が行われ、日本さくら名所100選に選ばれている。花見の時期は、毎年ゴールデンウィーク頃になる。
本丸と二の丸の間に架かる橋は下乗橋と呼ばれ、ここで藩士は馬から降りるよう定められていた。
現存12天守
交通アクセス
【バス】
- 弘前駅から弘前市内循環100円バスに乗り15分、市役所前で下車、徒歩約4分。
近隣の情報
- 弘前城は現存12天守のひとつ:ぱふぅ家のホームページ
- 中央弘前駅は東北の駅百選に選ばれた:ぱふぅ家のホームページ
- 岩木山神社は1200年前に創建:ぱふぅ家のホームページ
- 大森勝山遺跡にはストーンサークルがあった:ぱふぅ家のホームページ
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参考サイト
- 弘前公園:公式
- 史跡弘前城:青森県観光情報サイト
- 弘前城の桜:矢車菊
- 弘前城に行って来ました:kanetuguのブログ
- 弘前城が動く!:雑学のソムリエ
(この項おわり)