大倉山ジャンプ競技場は札幌オリンピックのジャンプ会場

2019年2月20日 撮影
大倉山ジャンプ競技場
大倉山ジャンプ競技場(北海道札幌市中央区宮の森1274)は、1972年(昭和47年)の札幌オリンピックでスキージャンプ競技が開催され、日の丸飛行隊が表彰台を独占した。
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大倉山ジャンプ競技場
毎年、国際スキー連盟(FIS)ワールドカップをはじめとする国際大会が開催され、世界的にも有名なラージヒルジャンプ競技場となっている。

ジャンプ台とその周辺は観光地になっており、標高307メートルの展望ラウンジからは札幌の市街地や石狩平野、石狩湾を一望することができ、日本夜景遺産(自然夜景遺産)に認定された。
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大倉山ジャンプ競技場
助走路は94メートル、最大斜度は37度あり、展望ラウンジから見ると断崖絶壁である。
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大倉山ジャンプ競技場
1982年(昭和57年)、リフトが建設され、一般に開放された。1998年(平成10年)にはペアリフトが整備された。

1928年(昭和3年)、スポーツに力を入れていた秩父宮雍仁 (やすひと) 親王が北海道を訪れた際、札幌に国際級の大型ジャンプ台を造る必要性を話したことからに始まる。翌1929年(昭和4年)、ノルウェーからジャンプ台造りの第1人者、オラフ・ ヘルセット中尉らが滞日し、当時は無名だった大倉山にジャンプ台を造ることを決めた。
大倉山ジャンプ競技場
1931年(昭和6年)、ホテルオークラ創業者の大倉喜七郎 (おおくら きしちろう) が私財を投じて60メートル級ジャンプ台「大倉シャンツェ」を建設した。その後、何度か回収があり、1970年(昭和45年)、冬季オリンピックに備え、K点110メートル、観客5万人を収容する大倉山ジャンプ競技場となった。
その後も改良が続き、2018年(平成30年)現在、K点123メートル、ヒルサイズ137メートルになっている。

2005年(平成17年)、札幌オリンピックのテーマソング「虹と雪のバラード」の詩碑が建設された。
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札幌オリンピックミュージアム
ジャンプ台の麓には、札幌オリンピックミュージアムがあり、札幌オリンピックにまつわる貴重な資料をはじめ、歴代冬季オリンピックで活躍した選手の用具展示や各大会のメダル・写真を通して歴史を学ぶことができる。

1階「体感・体験コーナー」にあるシミュレーターでは、スキージャンプや、猛スピードで飛んでくるパックの映像をキャッチするアイスホッケーのゴールキーパー体験、クロスカントリーレースの疑似体験など6種類のウィンタースポーツ体験が楽しめる。
2階の「パノラマシアター」では、スイス・ローザンヌにあるオリンピックミュージアムでも上映しているオリジナル映像を、巨大円形シアターで上映する。オリンピックの躍動感や感動を大画面で味わうことができる。約8分間の映像には夏季・冬季それぞれのオリンピックで活躍した往年の名選手たちが数多く登場する。

交通アクセス

【鉄道+バス】
  • 市営地下鉄「円山公園駅」からバスで8分、「大倉山競技場入口」で下車、徒歩10分。210円。
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出発地の最寄駅:

目的地:大倉山ジャンプ競技場

近隣の情報

参考サイト

(この項おわり)
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