富士山・御殿場口新五合目の公衆トイレがリニューアル

2021年9月4日 撮影
富士山 御殿場口新五合目
富士山 御殿場口新五合目(静岡県御殿場市中畑西沢2110−10)は、五合目と呼ばれる4つの地点――富士宮口五合目、富士スバルライン五合目、須走口五合目、御殿場口新五合目――のうち、最も低い標高1,440メートルに位置し、夏の登山期間中もマイカー規制がないため、気軽にアクセスできる。駐車場無料。

富士山が開山する毎年7月10日~9月10日までの期間、御殿場口には Mt.FUJI TRAIL STATION がオープンする。
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富士山 御殿場口新五合目
登山者をはじめ、五合目への観光客が自由に利用できる施設で、富士登山や登山グッズ展示、観光パンフレットなどがあるインフォメーションブース、展望台や公衆トイレ、サイクルステーションなどが設置されてる。展望台にはマチカメという機材があり、自分では撮ることができないような美しい写真を撮影できる。
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御殿場口の鳥居 - 富士山 御殿場口新五合目
御殿場口の鳥居
売店横にある鳥居から先が、富士登山道の御殿場ルートとなっている。標高が低く傾斜は緩やかだが、山頂までの道のりは4コース中最も長く、約7時間を要する。
ここから10分歩くと五合目山小屋の大石茶屋があり、そこからの眺望を楽しみながら食事をするのもいいだろう。
日本初スキーの地 - 富士山 御殿場口新五合目
日本初スキーの地
鳥居の左側に「日本初スキーの地」と書かれた木製の解説板がある。
日本のスキー発祥の地は、1911年(明治44年)、オーストリアの軍人レルヒが日本人にスキーを伝授した新潟県・高田とされているが、それ以前の1910年(明治43年)12月27日、オーストリア人エゴン・フォン・クラッセルがレルヒ少佐と一緒に富士山の八合目からスキーで滑り降りたという記録がある。
公衆トイレ - 富士山 御殿場口新五合目
公衆トイレ
2020年(令和2年)、公衆トイレがリニューアルし、土壌微生物膜浄化槽「ソフィール」を導入した。これは、土壌中の細菌による汚水を浄化するシステムで、消費電力が少なく、設計もシンプルで維持管理が容易となっている。また、利用者数の多寡にかかわらず安定して浄化処理ができる。
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英国旅客機遭難者慰霊碑 - 富士山 太郎坊
英国旅客機遭難者慰霊碑
富士山の御殿場川中腹は、やや張り出した尾根上の地形となっており、太郎坊 (たろうぼう) と呼ばれる。富士山スカイラインから御殿場口新五合目方面へ道路が分岐して少し進んだところに当たる。
英国旅客機遭難者慰霊碑 - 富士山 太郎坊
英国旅客機遭難者慰霊碑
1966年(昭和41年)3月4日、英国海外航空(現・現ブリティッシュ・エアウェイズ)のボーイング707型機が富士山上空で乱気流に巻き込まれ空中分解し墜落。乗員・乗客124名全員が死亡するという事故が起きた。太郎坊の駐車場脇に、墜落犠牲者のための慰霊碑が建立された。
英国旅客機遭難者慰霊碑 - 富士山 太郎坊の大きな写真大きな写真
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交通アクセス

【バス】
  • 御殿場駅から富士急行バスで片道1,110円(往復1,540円)
【自動車】
  • 東名自動車道「新御殿場I.C.」から富士山スカイライン(県道152号線)
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参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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