
津軽ダム(青森県中津軽郡西目屋村居森平寒沢138-2)は、世界遺産「白神山地」の北東縁の外側に位置し、岩木川本流上流部に建設された重力式コンクリートダムである。
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1988年(昭和63年)に着工し、2016年(平成28年)に完成した。津軽ダムの完成に伴い、目屋ダムは水没した。

ダム展望場所にフレームが設置されており、ダムを背景に自分がフレームの中におさまるように撮影をすると、オリジナルのダムカードのように撮ることができるようになっている。


堤体から様々な関連施設に至るまで、一貫した検討体制・デザイン思想のもとで、自然環境と調和する景観創出を目指したことから、2017年(平成29年)のグッドデザイン賞、土木学会デザイン賞2018最優秀賞を受賞している。

堤高97.2メートイル、堤頂長342.0メートル、堤体積759,000m3で、1988年(昭和63年)に着工し、2016年(平成28年)に完成した。

岩木川は青森県最大の河川であり、津軽平野に住む人々の生活に欠かせない「母なる川」であるが、白神山地の急峻な地形から、たびたび洪水・浸水被害を起こしている。洪水被害を未然に防ぎ、農業用水や上水、発電を目的として、1960年(昭和35年)に目屋ダムが完成した。

岩木川は青森県最大の河川であり、津軽平野に住む人々の生活に欠かせない「母なる川」であるが、白神山地の急峻な地形から、たびたび洪水・浸水被害を起こしている。洪水被害を未然に防ぎ、農業用水や上水、発電を目的として、1960年(昭和35年)に目屋ダムが完成した。


津軽ダムの建設において特に注意が払われたのは、白神山地など流域環境の保全と、目屋ダムの機能を維持しながら工事を進めることの2点であった。移転住民の補償交渉にも12年の歳月をかけた。

ダム湖の名称は一般公募し、近くにある白神山地にちなんで津軽白神湖と命名された。総貯水容量1億4000万m3、湛水面積は510ヘクタールは東北地方では9番目に広い人造湖だ。

津軽ダムは建設中の段階から積極的な工事現場内見学の受け入れを行っている。県内の学校はもちろん、地方技官関係者、農業協同組合、さらには海外からの視察団も見学に訪れている。ダム右岸には展望台が設けられ、冬季以外は自由に見学が可能だ。
交通アクセス
【自動車】
- 弘前市内から車で約1時間
近隣の情報
- 津軽ダムはグッドデザイン賞受賞:ぱふぅ家のホームページ
- 世界遺産白神山地/岳岱自然観察教育林でブナ原生林を見る:ぱふぅ家のホームページ
- 岩木山神社は1200年前に創建:ぱふぅ家のホームページ
- 中央弘前駅は東北の駅百選に選ばれた:ぱふぅ家のホームページ
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(この項おわり)