ゆとりーとラインは、名古屋市の大曽根と志段味交通広場/高蔵寺/小幡緑地の間を運行するバス路線で、大曽根駅(愛知県名古屋市東区矢田南5-2-16)から小幡緑地駅に至るガイドウェイバス志段味線(名古屋ガイドウェイバス株式会社)に直通する名古屋市営バス(一般道路を走行)を組み合わせた路線を指す。
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ガイドウェイバス志段味線は、建設中の志段味サイエンスパークと名古屋市中心部を結ぶ交通路線として計画され、バスと一般的な新交通システムの中間の輸送力を持ち、ドイツやオーストラリアで実用化されているガイドウェイバスが採用された。
ガイドウェイバス部分の6.5kmは、将来的に新都市交通システムに転用することを考慮し、高架線になっている。また、最小曲線半径100メートル、最急勾配60‰と、新都市交通システムが走ることができる規格に抑えている。
大曽根駅へは、JR東海・名古屋鉄道の大曽根駅を出て階段やエスカレーターで昇る。
ガイドウェイバス部分の6.5kmは、将来的に新都市交通システムに転用することを考慮し、高架線になっている。また、最小曲線半径100メートル、最急勾配60‰と、新都市交通システムが走ることができる規格に抑えている。
大曽根駅へは、JR東海・名古屋鉄道の大曽根駅を出て階段やエスカレーターで昇る。
ガイドウェイバス志段味線は、軌道法に基づく鉄道路線で、運転手は無軌条電車運転免許が必要。また、小幡緑地駅から一般道路に直通するため、路線バスを運転するための大型二種免許も必要になる。
1994年(平成6年)4月に名古屋ガイドウェイバス株式会社を設立。1995年(平成7年)5月に都市計画法に基づく事業認可がおり、1996年(平成8年)1月に着工。1999年(平成11年)9月に車両設計の認可がおりた。2000年(平成12年)11月に、名称を一般公募し、ゆとりーとラインに決まった。2001年(平成13年)3月23日に開業。
1994年(平成6年)4月に名古屋ガイドウェイバス株式会社を設立。1995年(平成7年)5月に都市計画法に基づく事業認可がおり、1996年(平成8年)1月に着工。1999年(平成11年)9月に車両設計の認可がおりた。2000年(平成12年)11月に、名称を一般公募し、ゆとりーとラインに決まった。2001年(平成13年)3月23日に開業。
高架専用軌道では、車両の前輪と連動する案内装置が出てきて、レールの内側を正確にトレースすることでハンドル操作が不要になる。一般道を走行するときには収納するデュアルモード・バスである。
定時性と安全性を支える運転指令室があり、各駅のホーム状況やガイドウェイバスの運行状況などをGPSを使って常時把握している。また、非常時には運転指令室から軌道上の車両、駅・プラットホームへ緊急連絡を行う。
当初、名古屋市交通局、名鉄バス、JR東海バスの3社が共同運行していたが、2009年(平成21年)10月に名鉄バス、JR東海バスが撤退した。
2026年(令和8年)を目処に、高架専用軌道をバス専用道に転換し、自動運転にする計画が進んでいる。
2026年(令和8年)を目処に、高架専用軌道をバス専用道に転換し、自動運転にする計画が進んでいる。
小幡緑地駅を過ぎると、一般道へ降りるスロープが続く。
一般道と行き来する結節点には遮断機があり、いったん停車し、案内装置を収納する。高架専用軌道に入るときも、いったん停車し、案内装置を出す。
一般道(愛知県道202号守山西線)の出入口となっている竜泉寺南交差点には、進入禁止の道路標識が掲げられている。一般車は進入禁止であるが、ここでUターンする路線バスはある。
開業当時、志段味地区の人口は約1万6千人だったが、住宅開発が進み、2023年(令和5年)には約3万8千人と急増。朝夕のラッシュ時には2分間隔で運行しているゆとりーとラインだが、それでもキャパオーバーが近づいている。バスを製造しようにも、技術者が定年退職するなどして案内装置の製造ノウハウが残っておらず、自動運転化に方向転換した。
交通アクセス
参考サイト
- ゆとりーとライン:名古屋ガイドウェイバス株式会社
- ぎゅうぎゅう詰め“ゆとりーとライン” 志段味地区の人口が倍以上に増加 増便したくても「バス製造のノウハウがない」:中京テレビ
近隣の情報
- ゆとりーとラインは鉄道とバスのデュアルモード:ぱふぅ家のホームページ
- 名古屋テレビ塔(中部電力 MIRAI TOWER)は東洋のエッフェル塔:ぱふぅ家のホームページ
- 名古屋駅と名古屋摩天楼:ぱふぅ家のホームページ
- ポケパーク(ポケモン・ザ・パーク2005):ぱふぅ家のホームページ
- 名古屋国際会議場 聖地巡礼:ぱふぅ家のホームページ
- 喫茶ユキで、名古屋名物のモーニングサービス:ぱふぅ家のホームページ
- 熱田神宮は草薙剣を祀る:ぱふぅ家のホームページ
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(この項おわり)