熱田神宮は草薙剣を祀る

2021年12月30日・2023年11月18日 撮影
拝殿 - 熱田神宮
拝殿 2023年11月18日撮影
熱田神宮 (あつたじんぐう) (愛知県名古屋市熱田区神宮1-1-1)は、三種の神器の1つ、草薙剣 (くさなぎのつるぎ) 天叢雲剣 (あめのむらくものつるぎ) とも)を祀る。主祭神の熱田大神 (あつたのおおかみ) は、草薙神剣を御神体とする天照大神を指すとされる。
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拝殿 - 熱田神宮
拝殿 2023年11月18日撮影
現在、三種の神器は、草薙剣が熱田神宮に、八咫鏡 (やたのかがみ) 伊勢神宮内宮に、八尺瓊勾玉 (やさかにのまがたま) が皇居「剣璽の間」に安置されている。
社殿は、1893年(明治26年)に尾張造りから伊勢神宮と同じ神明造 (しんめいづくり) に改築。
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拝殿 - 熱田神宮
拝殿 2021年12月30日撮影
1945年(昭和20年)の空襲で焼失したが、伊勢神宮の式年遷宮の際の古用材を譲り受け、1955年(昭和30年)10月に再建された。
一般参拝できるのは拝殿までで、石段より上は撮影禁止。
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拝殿 - 熱田神宮
拝殿 2023年11月18日撮影
2009年(平成21年)10月に本殿が改修され、2013年(平成25年)5月9日に創祀千九百年大祭が執り行われた。
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斎館・勅使館 - 熱田神宮
斎館・勅使館 2023年11月18日撮影
斎館 (さいかん) は、神職が神事の行う際に身を清めるために籠もる施設。切妻造、銅葺きで1942年(昭和17年)に竣工した。
勅使館 (ちょくしかん) は、天皇の勅使を迎えるための建物で、斉室と呼ばれる特別室が備わっている。
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神楽殿・本宮授与所 - 熱田神宮
神楽殿・本宮授与所 2023年11月18日撮影
神楽殿 (かぐらでん) は、御祈祷を行う場で、2009年(平成21年)に竣工した。
神楽殿に隣接する本宮授与所では、御守りや御札を授けてくれる。
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神楽殿 - 熱田神宮
神楽殿 2021年12月30日撮影
創建時期は諸説あるが、熱田神宮では景行天皇43年(西暦113年)としている。
古来より朝廷、武将の崇敬を集め、日本第三之鎮守として、伊勢神宮石清水八幡宮に次ぐ大宮として知られている。
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本宮授与所 - 熱田神宮
本宮授与所 2023年11月18日撮影
第12代景行天皇の時代、東征を終えた日本武尊 (やまとたけるのみこと) は、妃の宮簀媛命 (みやすひめのみこと) が住まう尾張国愛知郡に戻り、草薙剣を留め置いたまま伊吹山に上った。だが、体調を崩し、みまかった。
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大楠 - 熱田神宮
大楠 2023年11月18日撮影
景行天皇日本武尊の遺骸を能褒野 (のぼの) の地に葬ったところ、日本武尊は白鳥の姿となって御陵から飛び出し、天に昇っていった。
宮簀媛命は夫との約束を守って草薙神剣を守っていたが、死期が近づき、人々に諮り、熱田の地に神剣を鎮守する社を建てることにしたという。

手水舎のすぐ北側に、千年前に弘法大師が植えたとされる高さ20メートル、幹の周囲が7.7メートルもあるクスノキの大木、大楠 (おおくす) がある。大楠には蛇が住んでおり、時々、その姿を見せるという。
境内にあるクスノキの大木のうち7本を七本楠と呼んでいるが、一般参拝者が見ることができるのは3本のみで、大楠はそのうちの1本だ。
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くさなぎ広場 - 熱田神宮
くさなぎ広場 2023年11月18日撮影
境内南側には、2021年(令和3年)7月1日にくさなぎ広場がオープンした。熱田湊 (あつたみなと) をイメージした水面に浮かぶ船や、デッキが南神池と調和し、宮の宿として栄えた古き良き風景を思い起こさせる。
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熱田神宮
2023年11月18日撮影
10月には剣の宝庫 草薙館がオープンし、熱田神宮に奉納された刀剣を展示している。国宝・重要文化財は20口、愛知県指定文化財は12口ある。
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熱田神宮
2023年11月18日撮影
大宮司職は代々尾張国造の子孫である尾張氏が務めていたが、平安時代後期に藤原南家の藤原季範に職が譲られ、以降、千秋家 (せんしゅうけ) が大宮司を、尾張氏は権宮司を務めている。
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西門 - 熱田神宮
西門 2023年11月18日撮影
戦国時代に千秋家は武将として織田信長に仕え、信長は桶狭間の戦いの前に熱田神宮に戦勝を祈願して見事に勝利を収めた。
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西門 - 熱田神宮
西門 2023年11月18日撮影
江戸時代にはいると、熱田神宮の周辺に東海道五十三次の43番目「宮宿」が設けられた。
1868年(明治元年)6月に神宮号を宣下されて熱田神社から熱田神宮に改められた。
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正門(第一鳥居) - 熱田神宮
正門(第一鳥居) 2021年12月30日撮影
境内には本宮を始めとして別宮1社・摂社8社・末社19社が、境外には摂社4社・末社12社があり、合わせて45社(本宮含む)を祀っている
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西八百萬神社 - 熱田神宮
西八百萬神社 2023年11月18日撮影
東八百萬神社と対になっている西八百萬神社は、熱田神宮より西にあるべての神を祀っている。東八百萬神社・西八百萬神社・熱田神宮を参拝すれば、全ての神(神社)に参拝したことになる。
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交通アクセス

【鉄道】
  • 名鉄「神宮前駅」下車、徒歩約3分
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出発地の最寄駅:

目的地:熱田神宮
熱田神宮 関連

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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