睡眠と健康 2022年版

2022年2月16日 作成

睡眠不足は肥満になる

布団の中でスマホを使う人のイラスト(男性)
寝不足は肥満のもと - メタボリックシンドローム 2017年(平成29年)版」という記事を書いた。
2022年(令和4年)2月7日、シカゴ大学睡眠研究センターは、平均睡眠時間を1時間延ばすことが、カロリー摂取量を減らして体重を減らすことにつながるという研究成果を報告した
研究チームは、21歳~40歳で、全員がBMI25~29.9の「太りすぎ」とみなされている比肩じゃ80人を集めた。被験者は、少なくとも過去6カ月間の平均睡眠時間が6.5時間未満であり、これはアメリカの成人に推奨される7時間という基準を下回っていた。
まず、被験者にウェアラブル端末を着用してもらい、今まで通りの生活を送るよう求めた。そして、2週間後に被験者を2つのグループに分け、片方のグループには何もせず、もう片方のグループには個別に睡眠改善について徹底的なカウンセリングを施した。
さらに2週間の観察を続けたところ、カウンセリングを行ったグループの平均睡眠時間は1日当たり72分増加し、1日当たりのエネルギー摂取量が平均約270kcal減少し、体重が平均約0.48kg減少していた。

研究チームは、被験者の睡眠が改善された大きな理由は「就寝前に電子機器の使用を控えること」だと指摘している。

参考サイト

(この項おわり)
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