
倭奴国王印
この時代の世界
参考書籍
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金印偽造事件—「漢委奴國王」のまぼろし | ||
著者 | 三浦佑之 | ||
出版社 | 幻冬舎 | ||
サイズ | 新書 | ||
発売日 | 2006年11月 | ||
価格 | 792円(税込) | ||
ISBN | 9784344980143 | ||
一七八四年、志賀島(現在、福岡県)の農民・甚兵衛が田んぼの脇の水路から発見したとされ、日本史の教科書にも掲載されているあまりに有名な「金印」。これは、建武中元二年(五七年)に後漢の光武帝が同地にあった小国家の君主に与えた「漢委奴國王印」と同定されたが、じつは江戸時代の半ばに偽造された真っ赤な偽物だった。では、誰が、何の目的で造ったのか?鑑定人・亀井南冥を中心に、本居宣長、上田秋成など多くの歴史上の文化人の動向を検証し、スリリングに謎を解き明かす。 | |||
(この項おわり)
発見の経緯に不自然な点があるとして、近世に偽造された贋作であるとの説がある。