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人類を幸せにする国・日本 | ||
著者 | 井沢元彦 | ||
出版社 | 祥伝社 | ||
サイズ | 新書 |
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発売日 | 2010年10月 | ||
価格 | 836円(税込) | ||
ISBN | 9784396112189 |
日本人は、今の日本人が思っているほど駄目な民族でもなければ、未来の無い民族でもありません。(176ページ)
概要

他の民族は科学や技術を、戦争の武器のように自分の利益を追求する道具にしている。けれど、日本人はそれを人類を幸せにするために使ってきた――『逆説の日本史』シリーズでお馴染みの著者が、日本人の発明・発見によるモノが、いかに世界の幸福に貢献したかを検証する。
レビュー
たとえばホームビデオ。著者は「自宅に居ながらにして、いつでも好きな映画や録画したテレビ番組を楽しむことができる仕掛けを作った。これは最高の賛沢であり、日本が人類を幸せにした典型例のひとつと言ってよいでしょう」(15ページ)と称賛する。
その他にも、トランジスタラジオ、電卓、ウォークマン、新幹線、乾電池、胃カメラ、カラオケ、インスタントラーメン、等々。日本人が発明・改良したモノによって、人類の生活は幸福で豊かなものになった。

こうした具体的事例を振り返りながら、著者は「日本人は、今の日本人が思っているほど駄目な民族でもなければ、未来の無い民族でもありません。それどころか、これまでもこの本に書いたとおり、世界の人類を幸せにすることに大貢献してきたし、これからも大貢献できる国であり、民族なのです」(176ページ)と日本人にエールを送る。
とかく自虐史観の強い日本人だが、不景気な今こそ、自らの歴史を振り返って前向きに物事を考えたいものである。
その他にも、トランジスタラジオ、電卓、ウォークマン、新幹線、乾電池、胃カメラ、カラオケ、インスタントラーメン、等々。日本人が発明・改良したモノによって、人類の生活は幸福で豊かなものになった。

こうした具体的事例を振り返りながら、著者は「日本人は、今の日本人が思っているほど駄目な民族でもなければ、未来の無い民族でもありません。それどころか、これまでもこの本に書いたとおり、世界の人類を幸せにすることに大貢献してきたし、これからも大貢献できる国であり、民族なのです」(176ページ)と日本人にエールを送る。
とかく自虐史観の強い日本人だが、不景気な今こそ、自らの歴史を振り返って前向きに物事を考えたいものである。
(2011年2月20日 読了)
参考サイト
- 人類を幸せにする国・日本:祥伝社
- 『ミカドの肖像』(猪瀬直樹,1986年12月)
- 『ホンモノの日本語を話していますか』(金田一春彦,2001年04月)
- 『ヘボン博士の愛した日本』(杉田幸子,2006年03月)
- 『日はまた昇る』(ビル・エモット/吉田利子,2006年02月)
- 『なぜ日本人は劣化したか』(香山リカ,2007年04月)
- 『斎藤佑樹くんと日本人』(中野 翠,2007年04月)
- 『日本の「食」は安すぎる』(山本 謙治,2008年03月)
- 『適当な日本語』(金田一秀穂,2008年08月)
- 『ニッポン宇宙開発秘史』(的川泰宣,2017年11月)
- 『日本の中小企業』(関 満博,2017年12月)
- 『日本史サイエンス』(播田 安弘,2020年09月)
(この項おわり)