安芸の宮島(厳島)

2006年7月24日撮影
厳島神社
宮島は、広島湾に浮かぶ島で、正式名称は「厳島(いつくしま)」。「安芸の宮島(あきのみやじま)」とも呼ばれ、日本三景のひとつである。1952(昭和 27)年に、特別史跡及び特別名勝に指定された。また、大鳥居と厳島神社は、1996 年に世界遺産に登録された。
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2007 年 10 月 22 日、国宝「高舞台」で、大相撲・横綱白鵬の奉納土俵入りがあった。厳島神社で奉納土俵入りが行われるのは初めてのこと。秋巡業の宮島場所がこの日、町内の中学校グラウンドで開催されるのに合わせて実現したもの。また、相撲博物館によると、国宝での土俵入りは珍しいとのこと。
厳島神社 宮島の海岸にある厳島神社(広島県廿日市市宮島町1-1)は、推古天皇が創建したと伝えられ、1400 年の歴史がある。現在の社殿は、平安時代末期に平清盛の手になるものである。以後、時の権力者の尊敬を集め、多くの寄進が行われたという。
厳島神社・能舞台 写真の能舞台は江戸時代の建築物で、国の重要文化財に指定されている。全国で唯一の海に浮かぶ能舞台で、潮の満ち引きによって床の響きの音色が変わるというユニークな舞台である。
厳島神社・大鳥居 厳島神社の朱塗りの大鳥居も国の重要文化財だ。富士山とともに、日本を象徴する観光スポットとなっている。天気がよい満潮の日は、海面に大鳥居が映し出されるが、この日はあいにくの曇天。
大鳥居は高さ約 16 メートルで、樹齢約 400 年のクスノキが用いられている。平安時代以降、数十年から百年前後の間隔で建て替えられており、現在のものは8代目、1875(明治 8)年に建立された。
大鳥居の根本は、海底から下 1 メートルにも入っていないとのこと。鳥居の屋根の下に置かれた石7 トンを重しにして、6 本足で完全に自立しているのである。台風が来ても地震が来ても倒れないというから、昔の技術は侮れない。
2004 年 9 月 7 日、台風18 号の暴風と高潮のため、厳島神社の国宝の左楽房が倒壊した。また、全 37 棟のうち国宝と重要文化財30 棟が被害を受けた。その修復には 7 億 9000 万円と 2 年の期間を要した。
2007 年 8 月 3 日、台風5 号の接近で、再び厳島神社の回廊が冠水した。このときには 3 年前の教訓を生かし、事前に床板を外したり、拝殿の神具などを高い場所に移動するなどして、大事には至らなかった。
厳島神社は、創建時から回廊の床板にすき間を作り、海面上昇時にすき間から水があふれ、水圧による破損を防ぐ構造になっている。
1990~2000 年の 10 年間は、神社入口の冠水は毎年 1 日程度だった。それが、2004 年には 20 日に急増した。
とくに大潮と重なった 2004 年の台風18 号では回廊が 50 センチも水没、2007 年の台風5 号では 30 センチだった。これらは創建時の耐水設計を上回る潮位上昇で、建物の被害を大きくしている。地球温暖化による海面上昇と、黒潮の蛇行や暖水塊の接近に伴う異常潮位が原因のようだ。
1962 年から厳島神社に勤めている飯田楯明禰宜(ねぎ)は、「90 年以降、台風が大型化した。91 年、99 年、2004 年と、被害を受ける間隔も短くなった」と心配を隠せない様子だ。

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この項つづく
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