
阿蘇山 中岳火口

阿蘇山は俗称である。阿蘇五岳――東から根子岳(1,408m)、高岳(1,592m)、中岳(1,506m)、烏帽子岳(1,337m)、杵島岳(1,270m)――と、東西17km、南北24km、周囲100kmにわたってそびえ立つ1000m級の外輪山を総称して「阿蘇山」と呼んでいる。
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世界最大級のカルデラで、外輪山の内側は阿蘇くじゅう国立公園に指定されている。
2014年(平成26年)9月、世界ジオパークに認定された。国内7例目。

観光の中心は、中岳の西側火口縁だ。北、西、南の三方から登山道路が整備されており、阿蘇山公園道路で西側火口の近くに至る。阿蘇山ロープウェーを利用して行くこともできる。
2014年(平成26年)9月、世界ジオパークに認定された。国内7例目。

観光の中心は、中岳の西側火口縁だ。北、西、南の三方から登山道路が整備されており、阿蘇山公園道路で西側火口の近くに至る。阿蘇山ロープウェーを利用して行くこともできる。

中岳火口は激しい活動を続けている。火山ガス(二酸化硫黄)の濃度が濃くなると、阿蘇山公園道路の料金所で入場規制が行われる。

この日も、風向きが少し変わっただけで、むせ返るほどの強烈な臭いに襲われた。

この日も、風向きが少し変わっただけで、むせ返るほどの強烈な臭いに襲われた。

火山ガスや噴煙だけでなく、火山弾も飛んでくる。そのため、あちらこちらにシェルターが用意されている。
阿蘇山公園道路の途中に岩石が転がっているが、どれも火山弾である。数百キロから数トンはあろうかという巨岩もあり、こんなものが飛んできたらシェルターに避難してもひとたまりもあるまい。

阿蘇の外輪山は、30万年以上前の火山群の活動によってできたと考えられている。
その後、30万年前から9万年前までに大規模な噴火が4回あり、大量の火砕流や火山灰を放出し、巨大なカルデラを形成した。
その後、30万年前から9万年前までに大規模な噴火が4回あり、大量の火砕流や火山灰を放出し、巨大なカルデラを形成した。

とくに9万年前に起きた4回目の噴火は大きく、火砕流は九州中央部を覆覆い、一部は海を越え山口県にまで達した。火山灰は北海道を含む日本全土だけでなく、朝鮮半島でも確認されている。
その後に活動をしているのが阿蘇五岳で、現在活動しているのは中岳である。
その後に活動をしているのが阿蘇五岳で、現在活動しているのは中岳である。
19年ぶりに噴煙が1000メートルに
2014年(平成26年)11月26日、阿蘇山が噴火し、噴煙は19年ぶりに高さ1000メートルに達した。火山灰は10km離れた大分県竹田市に及んだ。気象庁は、マグマが動いている可能性があるとみて、警戒を呼びかけている。
36年ぶりの爆発的噴火
2016年(平成28年)10月8日、阿蘇山の中岳第1火口で爆発的噴火が発生した。1980年(昭和55年)1月26日以来、36年ぶり。噴煙は高さ1万1千メートルに及び、1キロを超える広い範囲に噴石が飛散した可能性があるという。
気象庁は、火口から約2キロの範囲で大きな噴石が飛ぶ可能性があるとして警戒を呼びかけた。
阿蘇市内では大量の火山灰が降り、国立阿蘇青少年交流の家では一部の窓ガラスが割れたという。
降灰は、四国から兵庫県にまで及んでいる。
気象庁は、火口から約2キロの範囲で大きな噴石が飛ぶ可能性があるとして警戒を呼びかけた。
阿蘇市内では大量の火山灰が降り、国立阿蘇青少年交流の家では一部の窓ガラスが割れたという。
降灰は、四国から兵庫県にまで及んでいる。
ドライブ・コース
南阿蘇水の生まれる里白水高原駅→阿蘇山→阿蘇駅: 38.7km
(車:58分,自転車:2時間34分,徒歩:7時間44分)

タクシーをチャーターし、南阿蘇鉄道「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」からJR豊肥本線「阿蘇駅」へ向かった。計3時間の観光ドライブである。
途中、白川水源、阿蘇山、草千里などに立ち寄った。
(車:58分,自転車:2時間34分,徒歩:7時間44分)

タクシーをチャーターし、南阿蘇鉄道「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」からJR豊肥本線「阿蘇駅」へ向かった。計3時間の観光ドライブである。
途中、白川水源、阿蘇山、草千里などに立ち寄った。
周辺地図
近隣の情報
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(この項おわり)