安中精錬所の夜景

2018年2月19日 撮影
東邦亜鉛株式会社 安中精錬所
東邦亜鉛株式会社 安中精錬所(群馬県安中市中宿1443番地)は丘陵の斜面に建てられており、その夜景は、アニメに出てくる機械城塞のようだ。安中駅構内から、この異様を眺めることができる。
この工場では、鏡の鏡面や工業製品のメッキ塗装に使われる亜鉛などを生産している。
東邦亜鉛株式会社 安中精錬所の大きな写真大きな写真
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安中公害訴訟

いかにもインスタ映えする安中精錬所であるが、そこには公害という暗い歴史が横たわっている。

1937年(昭和12年)、設立されたばかりの日本亜鉛製錬株式会社の精錬所として操業した。
まもなく、周辺の養蚕農家でカイコの生育不良が発生する。当初は天候不良などが原因と考えられていたが、1938年(昭和13年)になると、住民の間で公害ではないかという認識が生まれ、地元駐在所の巡査が住民と工場の交渉を仲介した。
1941年(昭和16年)、工場側は住民と補償の覚書を交わしたが、住民から買い取った土地を使って工場を拡張したため、紛争が起きた。この頃、社名が東邦亜鉛に変更された。
戦後、社会党や共産党が加わり住民運動は過激になり、東邦亜鉛労働組合はストライキを決行した。
1968年(昭和43年)、富山県で起きたイタイイタイ病の原因が同じカドミウムだと知った住民は、高崎市に壁新聞を掲示した。これが契機となり、病院や大学による調査が始まり、1973年(昭和48年)9月、東京高裁で裁判が始まった。
そして1986年(昭和61年)9月、東邦亜鉛が住民らに4億5000万円を支払うことで和解が成立した。カイコの被害が出てから、半世紀近くが過ぎていた。

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目的地:安中精錬所

参考サイト

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(この項おわり)
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