榛名神社(群馬県高崎市榛名山町849番地)は、上毛三山のひとつ榛名山(標高1,390メートル)の中腹(標高900メートル)に位置し、延喜式(927年)の記録にも見られる歴史ある神社だ。火の神・火産霊神と土の神・埴山姫神を祀る。
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古くから、鎮火、開運、五穀豊穣、商売繁盛のご利益があるとされている。清らかな沢と奇岩・巨岩に囲まれた地形によって修験道の霊場としても有名で、パワースポットとして関心を集めている。
鳥居をくぐると、1847年(弘化3年)に建立された随神門があらわれる。入母屋造、瓦棒銅板葺きの八脚門。元々は仁王門だったが、神仏分離令が出されると仏教色が排除され、随神門と呼ばれるようになった。
参道には樹齢100年を超えるスギが1000本以上あることから、千本杉と呼ばれている。
参道の途中にある布袋様の銅像は、腹の部分がすり減っている。数え切れないほど多くの参詣客がお腹をなでたのであろう。
1934年(昭和9年)、古谷春吉さんが群馬県利根郡でトマトの種子を手に入れ、群馬の農家と協力して様々なトマトと交配をして、「古谷トマト」と呼ばれる現在の美味しいトマトの先祖を突くrった。これを記念し、トマトの碑が建立された。
参道のほぼ中央に三重塔がある。1869年(明治2年)に建立された、群馬県内唯一の三重塔である。
明治時代以降は神宝殿と呼ばれ、天之御中主神をはじめとする五柱の天神を祀っている。
明治時代以降は神宝殿と呼ばれ、天之御中主神をはじめとする五柱の天神を祀っている。
参道からは多くの巨岩、奇岩が見える。これらは、約50万年前から24万年前まで活動していた古期榛名火山の噴出物によって作られた。火山角礫岩を主体とする地層に、安山岩の岩脈が貫入し、浸食を受けて現在のような形となっていった。
なお、現在の榛名富士などが形成されたのは、約5万年前から活動を開始した新期榛名火山によるものだ。
写真の行者渓は、その名の通り、かつて修験者が修行をした場所で、とくにパワーが強い場所だとされている。
なお、現在の榛名富士などが形成されたのは、約5万年前から活動を開始した新期榛名火山によるものだ。
写真の行者渓は、その名の通り、かつて修験者が修行をした場所で、とくにパワーが強い場所だとされている。
神様に供える神酒を入れる器「瓶子」になぞらえ、滝の両側の岩を瓶子岩と呼んでいたことから、瓶子の滝と名付けられた。
瓶子の滝の前に御水屋[があり、榛名山麓の天然水が湧き出ている。古くから御神水として利用されており、ここで清めて本殿へ向かう。
瓶子の滝の前に御水屋[があり、榛名山麓の天然水が湧き出ている。古くから御神水として利用されており、ここで清めて本殿へ向かう。
矢立杉は高さ30メートル、幹の周囲10メートル、推定樹齢1000年以上の巨大な杉で、国指定の天然記念物である。3本の木が合わさって1本のように見える。
1563年(永禄6年)、武田信玄が榛名神社に祈願して出陣し、箕輪城を落とすことができた。返礼の参拝で、この杉の下に弓矢を置いたことから、この名が付いたとされる。
拝殿に向かって左側には国祖社・額殿(1716~35年)があるが、2019年(令和元年)8月から保存修理工事が行われている。
1563年(永禄6年)、武田信玄が榛名神社に祈願して出陣し、箕輪城を落とすことができた。返礼の参拝で、この杉の下に弓矢を置いたことから、この名が付いたとされる。
拝殿に向かって左側には国祖社・額殿(1716~35年)があるが、2019年(令和元年)8月から保存修理工事が行われている。
本社・幣殿・拝殿は1806年(文化3年)に再建された。左手が拝殿、右側が本社で両者をつなぐのが幣殿。本社は、落ちそうな丸型の岩を頭として乗せた御姿岩をご神体として接するように作られている。躍動的な彫刻が多く見られる。
交通アクセス
【鉄道+バス】
- JR高崎駅西口より群馬バスで本郷経由榛名湖行きに乗車、彌kぅ1時間10分で「榛名神社前」下車、徒歩15分。大人1,120円。
近隣の情報
- 榛名神社は奇岩・御姿岩を御神体とする:ぱふぅ家のホームページ
- 榛名湖と榛名富士山神社:ぱふぅ家のホームページ
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(この項おわり)