地質標本館は地球科学専門の博物館

2023年6月18日 撮影
ジュラ紀の褶曲層 - 地質標本館
ジュラ紀の褶曲層
地質標本館(茨城県つくば市東1-1-1)は、世界的にもユニークな地球科学専門の博物館で、1980年(昭和55年)より一般公開されている。産業技術総合研究所(産総研)地質調査総合センターが管理運営している。
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地質標本館
地質標本館
1階の中庭には、宮城県牡鹿半島牧の崎の海岸の崖を現地で型取りしたレプリカで、 1億5千万年前のジュラ紀後期にできたジュラ紀の褶曲層が展示されている。
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地質標本館
地質標本館
国立研究機関である産業技術総合研究所の敷地内にあり、入館無料。毎月月末には一般向けに「地質標本館ガイドツアー」を行っている。
エントランスホールにある小さなミュージアムショップでは、地質図やオリジナルマスキングテープなどが売られている。
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日本で最も古い石 - 地質標本館
日本で最も古い石
上麻生礫岩 (かみあそうれきがん) は、飛水峡 (ひすいきょう) (岐阜県加茂郡七宗町上麻生戸刈)で発見された、約20億年前のものとされる日本最古の石だ。
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デスモスチルス - 地質標本館
デスモスチルス
デスモスチルスの骨格標本は、1977年(昭和52年)に北海道枝幸町歌登で発見されたもののレプリカで、いまから約2800万年前から1100万年前の、日本から北アメリカの太平洋側の浅い海に生息していたと考えられる海洋哺乳類だ。臼歯の一つ一つの咬頭が柱のように円柱状で、それらが束ねられて一本の臼歯を成しているが、原生の哺乳類にこのような歯をもつ種類がないことから、「幻の奇獣」と呼ばれる。
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日本列島の立体地質図 - 地質標本館
日本列島の立体地質図
デスモスチルスと並んで第1展示室にある日本列島の立体地質図は、34万分の1、全長約9メートルの立体模型で、巨大プロジェクションマッピングによりさまざまな情報を投影できる。
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鉱物で見る周期表 - 地質標本館
鉱物で見る周期表
2階にある第2展示室には、鉱物で見る周期表が展示されている。
近くには、燃料鉱物資源、世界の鉱物資源や日本の鉱物資源が展示されている。
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福徳岡ノ場火山による漂流軽石 - 地質標本館
福徳岡ノ場火山による漂流軽石
福徳岡ノ場火山による漂流軽石は、2021年(令和3年)8月に小笠原諸島の海底火山である福徳岡ノ場火山で噴火が発生した際に噴出した軽石で、10月以降、日本列島各地に漂着した。
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自然金 - 地質標本館
自然金
この自然金は、日本で産出した標本として最大のもので、重量は362グラム。
自然金は、熱水鉱床の石英脈・硫化鉱物の鉱脈中にごく稀に産出するほか、そのような岩体の風化・浸食に伴って、河川や湖沼・砂浜に漂砂鉱床を成すことがある。自然銀と固溶体を形成するため、銀を含むことが多い。
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第4展示室 - 地質標本館
第4展示室
1階の第4展示室には、鉱物が化学組成によって分類展示されている。
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交通アクセス

【バス】
  • つくばエクスプレス「つくば駅」から荒川沖駅行バスで10分、「並木2丁目」下車、徒歩5分
行き方ナビ
出発地の最寄駅:

目的地:地質標本館
地質標本館 関連

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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