サンシャイン60は高さ239.4メートルで、東京都庁第一本庁舎(243.4メートル)には負けるものの、1999年現在、展望台の高さ240メートルは都内随一である(都庁展望台は202メートル)。
サンシャイン60を含むサンシャインシティは、巣鴨刑務所(東京拘置所)跡に建設され、1978年4月6日に開業した。その名が示すように地上60階建ての超高層ビルであり、高さは239.4メートル。新宿西口の超高層ビル群を追い抜き、東洋一の1985年に韓国の大韓生命ビル(249メートル・地上部60階)が建設されるまで東洋一のノッポビルであった。
この日は、展望台で小松崎茂展が催されていた。
小松崎茂は1915(大正4)年2月14日に東京・南千住で生まれたイラストレータだ。日本画家の掘田秀叢、挿絵画家小林秀恒に師事。1938(昭和13)年に小樽新聞の小説「白狐奇談」の挿絵でデビュー。1939(昭和14)年には国防科学雑誌「機械化」や「少年倶楽部」などで活躍した。

戦後、大衆向け雑誌の小説挿絵を始め、1948(昭和23)年に少年誌「冒険活劇文庫」を皮切りに、月刊少年誌や学年誌の口絵で活躍した。未来画や最先端機械を描き、1957(昭和32)年には東宝特撮映画「地球防衛軍」のメカデザインとして参加した。
パパぱふぅの脳裏には、1967(昭和42)年からのプラモデル「サンダーバード」シリーズの箱絵が焼き付いている。テレビシリーズもよくできていたが、これらの箱絵は、それ以上の出来栄えである。
戦争にかかわり、軍事イラストも多い小松崎茂であるが、彼が描くメカには武器としての恐ろしさが感じられない。人間にバラ色の未来を約束してくれるメカばかりである。
1995(平成7)年に自宅を焼失するが、なお現役として活動を続け、2001(平成13)12月7日に永眠した。86歳の大往生であった。
| 2006年07月29日更新 | ||
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