ハードロックカフェ東京には昭和の残り香

ハードロックカフェ（東京都港区六本木5-4-20）は、ハンバーガーを中心としたアメリカンレストランで、1971年（昭和46年）6月にロンドン在住のアメリカ人、アイザック・ティグレットとピーター・モートンがハイドパークの近くにオープンした。店のモットー「Love All, Serve All」はサティヤ・サイ・ババの言葉から取られた。

写真は、1983年（昭和58年）7月にオープンした日本の1号店だ。
バブル崩壊後の再開発で周囲は空き地や駐車場になってしまったが、ここだけ昭和の時代が、古き良きアメリカの時間が流れているように見える。

六本木共同ビル（ロアビル）1973年（昭和48年）3月に竣工した地上13階地下3階建ての大型ビルで、バブル時代にはディスコも入り、一世を風靡した。

しかし、2018年（平成30年）3月に東京都が発表した「耐震診断が義務付けられている建築物の耐震診断結果等の公表について」の中で、震度6強～7で倒壊する可能性が高い「安全性の評価Ⅰ」の建物として実名が公表されてしまい、テナントが次々に撤退している。
跡地の再開発が計画されているものの、いつ取り壊すかは未定。

【鉄道】

• 日比谷線／大江戸線「六本木駅」A3番出口より徒歩3分。