JR東日本 209系は1993年デビュー

1993年にデビューした新系列車両

目次

武蔵野線

武蔵野線 209系
2013年7月20日 船橋法典駅 こぱふぅ
209系電車は、老朽化した103系の後継車両として、1993年(平成5年)にデビューした。VVVFインバータを搭載し、最高速度は110km/hである。
武蔵野線 209系の大きな写真大きな写真
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武蔵野線に導入された 209系500番台は、2,950mmの拡幅車体(従来車より150mm拡大)となっており、先頭車の車体長を中間車と同じにした結果、先頭車の第1ドア・第2ドア間の寸法が短くなり、従来車ではすべて7人掛けであったドア間の座席がこの部分のみ6人掛けとなっている。

中央線

中央線 209系1000番台
2023年9月6日 三鷹駅 写真:パパぱふぅ
中央線では、E233系のグリーン車組み込み12両化工事中に必要になる予備車が不足していたため、常磐緩行線で運用していた 209系1000番台 2編成を、帯をオレンジ色に変更したうえで2019年(平成31年)1月に転属させた。2023年度末頃まで運行する予定。
中央線 209系1000番台の大きな写真大きな写真
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南部線

南武線 209系
2013年9月7日 西府駅 こぱふぅ
209系は、それまでの鉄道車両の製造・整備方法を全面的に改めた設計思想が採用され、JR東日本では 209系以降の車両を「新系列車両」として区分している。
本格的な VVVFインバータ制御を採用している。
南武線 209系の大きな写真大きな写真
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京浜東北線

京浜東北線 209系
2007年4月28日 大森駅 こぱふぅ
1993年(平成5年)にデビューした 209系は、最初に京浜東北線に導入された。
車両設計の根本から見直しが行われ、「寿命半分」「重量半分」「値段半分」がコンセプトとなっている。
京浜東北線 209系の大きな写真大きな写真
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京浜東北線 209系
2006年8月15日 桜木町駅 こぱふぅ
それまでの鉄道車両の製造・整備の方法を全面的に改めた新しい設計思想が採用され、JR東日本では 209系以降の車両を「新系列車両」として区分している。設計段階より廃車後のリサイクル計画が策定されるなど、環境問題にも配慮した設計となっている。

京浜東北線の6ドア車は、1995年(平成7年)に登場した。
京浜東北線 209系の大きな写真大きな写真
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京浜東北線 209系
2007年4月28日 大森駅 こぱふぅ
車両デザインは、成田エクスプレス(253系)、房総ビューエクスプレス(255系)、E217系特急電車などのデザインも担当した有名なインダストリアルデザイナーの榮久庵憲司 (えくあん けんじ) が担当した。2xxシリーズとExxシリーズのデザインの落差は激しく、とても同じ人物が担当したようには思えないのだが‥‥。
1993年度にグッドデザイン賞ブルネル賞奨励賞を受賞した。
京浜東北線 209系の大きな写真大きな写真
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京浜東北線 209系
2000年12月10日 東京駅 こぱふぅ
座席幅の拡大と区分化を実施、両先頭車には車イス対応スペースが設置されている。また、ドア上部にはLED式停車駅案内装置のほか、ドアの開閉をチャイムで知らせる装置も設置されている。
京浜東北線のウラ編成(?)にはデジタルモニタがあるらしい。
京浜東北線 209系
2003年12月20日 上野駅 こぱふぅ
この 209系E233系が導入されると、廃止される。
京浜東北線 209系の大きな写真大きな写真
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総武線

総武線 209系500番台
2015年2月3日 秋葉原駅 こぱふぅ
総武線では1998年(平成10年)に登場したが、E231系導入までの中継ぎであり、実際に導入した車両数は少ない。先に導入した京浜東北線 209系とは外寸が異なるため 500番台を冠している。
総武線 209系500番台の大きな写真大きな写真
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総武線 209系500番台
2014年6月1日 中野駅 こぱふぅ
総武線 209系500番台の大きな写真大きな写真
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総武線 209系500番台
2006年11月12日 中野駅 こぱふぅ
総武線 209系500番台の大きな写真大きな写真
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総武本線

総武線 209系2000番台・2100番台
2019年12月29日 成東駅付近 写真:こぱふぅ
総武本線には、113系211系の置き換え用として2009年(平成21年)に導入され、千葉駅~銚子駅間の普通列車として4・6・8両編成で運行している。
総武線 209系2000番台・2100番台の大きな写真大きな写真
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内房線

内房線 209系
2020年3月20日 五井駅~姉ヶ崎駅間 写真:こぱふぅ
2009年(平成21年)から内房線で運用開始。先頭車がセミクロスシート、中間車がロングシートの編成になっている。
内房線 209系の大きな写真大きな写真
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外房線

外房線 209系2000番台・2100番
2020年2月24日 本納~新茂原駅間 写真:こぱふぅ
外房線には、2009年(平成21年)10月、209系電車2000番台・2100番台が投入された。
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八高線

八高線 209系3000番台
2006年6月10日 八王子駅
1996年(平成8年)3月16日の八高線(八王子~高麗川間)電化開業時に用意されたのが 209系3000番台で、ドアスイッチ式の半自動扉を装備している。
八高線 209系3000番台の大きな写真大きな写真
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八高線 209系3000番台
2003年8月24日 八王子駅 こぱふぅ
八高線では、2003年(平成15年)に旧式の205系が導入されたり、2004年(平成16年)に東京臨海高速鉄道の余剰車両を改造した 209系3100番台を導入するなど、車両計画が乱れている。
八高線 209系3000番台の大きな写真大きな写真
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八高線 209系3100番台
2007年9月16日 八王子駅 こぱふぅ
こちらは 209系 3100番台である。2007年(平成19年)11月現在、川越車両センターに2編成8両が配置されている。このうち6両は、東京臨海高速鉄道70-000形の余剰車両を改造したもので、先頭車両のデザインが209系3000番台と微妙に異なる。
八高線 209系3100番台の大きな写真大きな写真
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BOSO BICYCLE BASE

BOSO BICYCLE BASE 209系2200番台
2022年5月3日 佐原駅 写真:こぱふぅ
BOSO BICYCLE BASE(B.B.BASE)は、のってたのしい列車として2018年(平成30年)1月6日に運行開始した臨時列車で、209系2200番台 6両編成を魔改造している。
BOSO BICYCLE BASE 209系2200番台の大きな写真大きな写真
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BOSO BICYCLE BASE 209系2200番台
2022年5月3日 両国駅 写真:こぱふぅ
房総の各地を(BOSO)自転車で駆け巡るための(BICYCLE)基地(BASE)というコンセプトで、サイクリングを目的に自転車を電車に積んで房総地区に向かう乗客のための専用サイクルトレインという位置づけである。デビューからしばらくはパッケージツアー列車だったが、2021年(令和3年)9月から全車指定席の快速列車になった。通常の指定席料金より高額。
BOSO BICYCLE BASE 209系2200番台の大きな写真大きな写真
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BOSO BICYCLE BASE 209系2200番台
2022年5月3日 佐原駅 写真:こぱふぅ
外装は、既知をイメージしたグレーをベースにしている。
一見すると、209系の塗装を変えただけのように見えるが‥‥
BOSO BICYCLE BASE 209系2200番台の大きな写真大きな写真
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BOSO BICYCLE BASE 209系2200番台
2022年5月3日 佐原駅 写真:こぱふぅ
4号車は、ドアと窓を埋めたフリースペースとしている。
BOSO BICYCLE BASE 209系2200番台の大きな写真大きな写真
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BOSO BICYCLE BASE 209系2200番台
2022年5月3日 佐原駅 写真:こぱふぅ
佐原駅では駅員によるお見送り。
BOSO BICYCLE BASE 209系2200番台の大きな写真大きな写真
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BOSO BICYCLE BASE 209系2200番台
2022年5月3日 写真:こぱふぅ
4号車(フリースペース)を除く車両は、扉の間に4人掛けと2人掛けの大型テーブル付きボックスシート1組ずつを配置し、各車両の座席は19~20名となっている。テーブルには電源コンセントが用意されている。座席はリクライニングできない。
BOSO BICYCLE BASE 209系2200番台の大きな写真大きな写真
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BOSO BICYCLE BASE 209系2200番台
2022年5月3日 写真:こぱふぅ
座席の背面には、人数分の自転車を縦置きできるサイクルラックを配置している。サイクリング用自転車はタイヤの種類が多いが、自転車メーカーと協議を重ね、ロードバイクおよびクロスバイクを固定できるサイクルラックを開発した。
BOSO BICYCLE BASE 209系2200番台の大きな写真大きな写真
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BOSO BICYCLE BASE 209系2200番台
2022年5月3日 写真:こぱふぅ
ビンディングシューズを着けたまま乗車できるよう、全車両に滑り止めが施されたゴム床材を敷いている。
4号車は、乗客同士が交流できるフリースペースとなっており、ロングシートとパイプベンチ、大型トイレ、洗面スペースが設置されている。
BOSO BICYCLE BASE 209系2200番台の大きな写真大きな写真
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両国駅
2022年5月3日 両国駅 写真:こぱふぅ
停車駅は、両国駅、東千葉駅、佐倉駅、本千葉駅、岩井駅、立山駅、木更津駅、上総一ノ宮駅、勝浦駅、安房鴨川駅、佐原駅、銚子駅など。
始発の両国駅は、3番ホームを改修し、改札口を通らず国技館寄りの道路からホームに直結する利用者専用通路を整備した。
両国駅の大きな写真大きな写真
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両国駅
2022年5月3日 両国駅 写真:こぱふぅ
2018年(平成30年)3月より、両国駅前にてロードバイクやレンタルバイクのレンタルサービス及び修理サービスを開始した。
両国駅の大きな写真大きな写真
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両国駅
2022年5月3日 両国駅 写真:こぱふぅ
両国駅3番ホームから改札へ向かう通路には赤絨毯が敷かれ、ステーションギャラリーになっていた。
両国駅の大きな写真大きな写真
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参考サイト

209系 関連
(この項おわり)
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