西暦531年 - ホスロー1世が即位

ササン朝ペルシアの最盛期
ホスロー1世
ササン朝は、アケメネス朝と同じくイラン高原のパールス地方から勃興した勢力で、226年にアルダシール1世が建国したとされている。
アルダシール1世がゾロアスター教の神官階層であったことから、ゾロアスター教を国教とし、アケメネス朝ペルシャの復興を目標とした。
531年にホスロー1世が即位した当時は、相次ぐ対外戦争などで疲弊していたため、ホスロー1世は交通路や都市を整備し、交易による国家再建に乗り出した。
対外的には、東ローマ帝国のユスティニアヌス1世と戦い、自国有利の和平条約を締結した。突厥 (とっけつ) と結んでエフタルやエチオピアとも戦い版図を広げるとともに、東西の異文化と伝統文化を融合させた独特の文化を生みだした。
国内では新興宗教のマズダク教を徹底的に弾圧して根絶させたが、キリスト教徒などに対しては寛容な態度で臨み、国内の安定に努めた。

ホスロー1世の死後、ササン朝は衰退に向かうが、その遺産はつづくイスラーム帝国に受け継がれる。

この時代の世界

425 475 525 575 625 675 531 ホスロー1世が即位 530 579 ホスロー1世 570 632 ムハンマド 622 ヒジュラ(聖遷) 538 仏教伝来 450 531 継体天皇 507 継体天皇が即位 509 571 欽明天皇 540 570 蘇我稲目 538 585 敏達天皇 540 587 物部守屋 547 587 用明天皇 550 592 崇峻天皇 551 626 蘇我馬子 554 628 推古天皇 592 崇峻天皇、暗殺 574 622 聖徳大使 603 冠位十二階 604 十七条憲法 541 604 陽堅→文帝 589 隋による中国統一 569 618 煬帝 566 635 高祖 618 唐の建国 451 カタラウヌムの戦い 486 フランク王国の建国 466 511 クロヴィス1世 476 西ローマ帝国が滅亡 460 536 ロムルス・アウグストゥルス 500 548 テオドラ 482 565 ユスティニアヌス1世 535 クラカタウ火山が大噴火 525 ナスカの地上絵 Tooltip
(この項おわり)
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