iMac 27インチ(ME088J/A)の広大な画面で Windows 7 を使う

2014年1月 購入
iMac 27インチ
Apple の iMac 27 インチ(ME088J/A)を購入した。
間もなく Windows XP のサポートが終了するため、2008 年(平成 20 年)に購入したノート PC「Let's note CF-Y7D」の後継機となる Windows 7 マシンを探していた。こぱふぅが Boot Camp を使って MacBook Pro に簡単にWindows 7 インストールしていたので、こちらも Mac に乗り換えるようにした。
こうして、ぱふぅ家の最新マシンは全て Mac になった。

12 月 26 日に Apple Store にオンライン発注。12 月 30 日にクロネコヤマト上海支店で受け付けられ、そこから日本へ運ばれ、1 月 2 日に納品。今時の Mac は上海で組み立てられているのか。
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iMac 27インチ
ここ 20 年近く、ノート PC ばかり使っていたので、段ボールがやたら大きく感じられる。
開けてみると、中身は驚くほど少ない。本体、AC ケーブル、キーボードとマウスが入った小箱、そしてオプションの充電器だけである。組み立ては 3 分で終わった。
AC ケーブルについては、相変わらず Apple のやる気の無さがうかがわれる。電源もワイヤレスにしたいのだろうが、それまでは、とりあえず日本の家電メーカーと同じ程度の部材を使っていただきたい。本体とのアンバランスさが目立つ。
iMac 27インチ
インターフェースは本体右裏面に集中している。
SD カードや USB メモリの抜き差しが多いので、これは使いにくい。

iMac を最初に起動すると、使用言語やタイムゾーンを聞かれるが、それほど難しいことはない。ものの 10 分ほどで Mac環境は完成し、OS のアップデートをするだけとなる。

Boot CampによるWindows7のインストール

Intel の CPU を搭載する Mac は、Boot Camp という Apple純正ソフトを使うことにより、MacOS X と Windows をマルチブートにすることができる。
ただし、Windows は別途購入しなければならない。iMac には光学ドライブがないから、Windows をインストールするための外付け DVD ドライブが必要だ。また、ツールやデバイスドライバを一時的に保存するための USB メモリ(FAT フォーマットで 8G バイト以上の容量のもの)も欠かせない。iMac の場合、マウスが Bluetooth であるが、Windows が完全に起動するまで使えないので、キーボード操作に慣れていない人は USB 接続のマウスも用意しておこう。
本体は同スペックの Windows マシンより安価な iMac だが、何やかや揃えると、割高なものになってしまう。
Boot Campアシスタント
Windows7 の DVD を外付けドライブにセットし、USB メモリを挿したら、「アプリケーション」→「ユーティリティ」フォルダーにある「Boot Camp アシスタント」を起動する。

パーティションの作成

パーティションの作成 - Boot Camp
まず、ハードディスク上に Windows をインストールするための領域を確保する。
この iMac には 3T バイトのハードディスクが搭載されているが、Windows用に確保できる最大値の 2T バイトを確保することにする。
Windows の領域をマウスで左へ動かなくなるまでドラッグしていくと、2T バイトのサイズとなる。「パーティションを作成」ボタンをクリックすると、パーティション分割が始まる。
なお、Boot Camp では最後のパーティションに Windows起動ドライブをインストールするルールになっているので、Mac のディスクユーティリティを使うより Boot Camp アシスタントを使った方が安全で確実である。

パーティションの作成

Windows 7インストール - Boot Camp
パーティション分割が終わると Mac は自動再起動に入り、DVD ドライブから Windows 7 のインストールを始める。
厄介なのは、ここから、インストールが終わるまで Apple純正の Bluetooth マウスが使えなかったことである。なぜか Bluetooth キーボードは使えた。
最近は OS がプリインストールされた PC を使う人がほとんどだろうから、インストール画面の操作を全てキーボードで行う自信がなければ、USB マウスを事前に用意しておいた方がいいだろう。

ドライブのフォーマット

ドライブのフォーマット - Boot Camp
ライセンスに同意し、新規インストール(カスタム)を選択したら、Mac が分割したパーティションをフォーマットする。
「BOOTCAMP」というラベルが付けられたパーティションを選択して、「ドライブオプション」をクリック。 オプション項目が表示されるので「フォーマット」をクリックする。
あとは、Windows のインストールに 20 分ほどかかる。途中、パスワードやネットワークの設定を求められるので、離席するわけにはいかない。Mac では正確な時刻を示している時計が、なぜか 9 時間ほど狂っていた。

各種ドライバのインストール

何度か再起動するうちに Windows 7 のインストールが終わる。
ようやく Bluetooth マウスは使えるようになったが、まだ画面は荒いままで、サウンドも鳴らない。挿したままにしている USB メモリから、ディスプレイ・ドライバやサウンド・ドライバをインストールしてやらなければならない。
各種ドライバのインストール - Boot Camp
USB メモリの、Boot Camp フォルダの下にある setup.exe を実行すると、ドライバのインストールが始まる。インストール完了するまで、20 分くらいかかった。
そして、Windows のアップデートや各種アプリのインストール、データ移行などで、丸 1 日費やした。プログラムが多いため、データ移行はすべて手作業である。
今回はドライブがひとつしかない(今までは D ドライブにデータを入れていた)ことや、64 ビット対応ドライバがないために動かなくなったソフトが少しあったが、おおむね、XP の環境をそのまま引き継ぐことができた。

Boot Campのバージョンアップ

Boot Camp 5.1
Boot Camp が 5.1 にバージョンアップされた。
Windows 8.1 (64 ビット) に対応したそうだが、とりあえずバージョンアップしてみた。
ZIP ファイルをダウンロードしたら、解凍し、FAT フォーマットした USB メモリにコピーする。
次に、Windows 上で BOOTCAMP フォルダにある setup.exe を実行する。Boot Camp を修復するメッセージが表示されるので、修復ボタンをクリックすると、必要なドライバがインストールされる。完了するまで約 20 分かかった。
あとは Windows を再起動させればよい。

2015 年(平成 27 年)3 月 20 日、Apple は、新発売の MacBook Pro と MacBook Air ではWindows 7 をサポートしないことを明らかにした。Windows 7 は 2015 年(平成 27 年)1 月 13 日にメインストリームサポートを終了している。

Boot Campが Windows 10に対応

2015 年(平成 27 年)8 月 13 日、Boot Camp 6にバージョンアップし、Windows 10 に対応した。OS X Yosemite 以降をインストールした一部の Mac で Windows 10 が利用できる。
USB 3.0、USB Type-C、Thunderbolt、内蔵SDXC カードスロット、Super Drive、キーボードとトラックパッド、およびマウスが Windows 10環境下で利用できるようになる。

サポートページ「Use Windows 10 on your Mac with Boot Camp」に、対応する Mac のモデルと、すでにインストールしてある Windows 7/8.1 からアップデートする場合の方法が説明されている。

Ubuntu 14 のインストール

Ubuntu 12 on Vmwareplayer
有り余るメモリを活用しようと、Windows 7 上の仮想環境で Linux「Ubuntu」を動かせるようにしてみた。

仮想環境は、Microsoft純正のWindows Virtual PC、オープンソースで Ubuntu も勧める Oracle VirtualBox、無償ソフトのVMware Playerの 3 つを試した結果、Ubuntu 14 がインストールできたのは VMware Player だけだった。

  1. VMware Player for Windowsをダウンロードしてインストールする。設定は標準のままでよい。
  2. Ubuntu 14.04.1 LTSから「PC (Intel x86) desktop image」をダウンロードする。
  3. VMware Player を起動し、「ファイル→新規→仮想マシン」を選択しする。
  4. 新規仮想マシンウィザードが起動するので、「標準」を選択し、「次へ」ボタンを押下する。選択したら「次へ」ボタンを押下する。
  5. 仮想マシンの格納場所を選択して、「次へ」ボタンを押下する。
  6. ディスク容量はデフォルトの 8GB のままで十分。「次へ」ボタンを押下していくと、自動的に Ubuntu のインストールが始まる。

3TバイトHDD交換プログラム

2015 年(平成 27 年)6 月 19 日、Apple は、2012 年(平成 24 年)12 月~2013 年(平成 25 年)9 月に販売された 27 インチ iMac の 3T バイト HDD の 無償交換プログラムを発表した。ごく一部の 3T バイト HDD が特定の状況下で故障する可能性があることが判明したという。
メールアドレスを登録している所有者には直接メールで連絡しているという。

主要スペック

項目 仕様 コメント
CPU Intel Core i5-4670 (3.4~3.8GHz) Windows7エクスペリエンスでは最高の7.9点。
メモリ 32GB BTOで増設。1,600MHZ DDR3 SDRAM 8GB×4枚。32ビットアプリが多いので、このメモリを使い切ることはない。
HDD 3TB(シリアルATA,7,200rpm) BTOで増設。Windowsで使うのが難しそうだったので、FusionDriveモデルは見送った。
光学ドライブ なし
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 780M 4GB GDDR5 BTOで選択。フルHD動画を再生してもCPU使用率は10%以下。
オーディオ 内蔵ステレオスピーカー
ディスプレイ 27型ワイド(2,560×1,440ピクセル) 光沢だが反射は抑えられている。
ネットワーク IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0
インタフェース Thunderbolt×2、USB3.0×4、SDXCカードスロット、ギガビットEthernet、ヘッドフォン端子、内蔵デュアルマイクロフォン
サイズ 約650(W)×203(D)×516(H)mm 奥行きが20cmと、狭いデスクの上にも設置可能。
重量 約9.54kg
付属品 Apple Wireless Keyboard、Apple Magic Mouse、電源コード BTOでApple Battery Chargerを追加。

iMacの変遷

iMacの変遷
画面 CPU GPU RAM HDD
2004年 17~20インチ PowerPC 970 GeForce 5200 Ultra 256MB 80~160GB
2005年 17~20インチ PowerPC 970 ATI Radeon 9600~X600XT 512MB 160~250GB
2006年 17~20インチ Core Duo ATI Radeon X1600~NVIDIA GeForce 7300 GT 512MB~1GB 160~250GB
2007年 20~24インチ Core2 Duo ATI Radeon HD 2400XT~2600PRO 1GB 250~320GB
2008年 20~24インチ Core2 Duo ATI Radeon HD 2400XT~2600PRO 1~2GB 250~320GB
2009年 20~27インチ Core2 Duo
~Core i5
NVIDIA GeForce 9400M~ATI Radeon HD 4850 2~4GB 320~1TB
2010年 21.5~27インチ Core i3~i5 ATI Radeon HD 4670~HD 5750 4GB 500~1TB
2011年 21.5~27インチ Core i5 ATI Radeon HD 6750~HD 6970 4GB 500~1TB
2012年 21.5~27インチ Core i5~i7 NVIDIA GeForce GT 640M~675MX 8~32GB 1~3TB
2013年 21.5~27インチ Core i5~i7 Intel Iris Pro~NVIDIA GeForce GTX 780M 8~32GB 1~3TB
2014年 21.5~27インチ Core i5~i7 Intel HD Graphics 5000~AMD Radeon R9 M295X 8~32GB 1~3TB
2015年 21.5~27インチ Core i5~i7 Intel HD Graphics 5000~NVIDIA GeForce GT 755M/AMD Radeon R9 M395 8~32GB 1~3TB
2017年 21.5~27インチ Core i5~i7 Intel Iris Plus Graphics 640~AMD Radeon Pro 580 8~64GB 1~3TB
2017年
iMac Pro
27インチ Xeon 8~18コア Radeon Pro VEGA 56 GPU~Radeon Pro Vega 64 GPU 32~128GB 1~4TB

Then and Now

iMac - Then and Now
2015 年(平成 27 年)10 月 13 日、新型 iMacが発売された。
これに合わせ、1998 年(平成 10 年)に発表した初代 iMacと最新型 iMac を比較するページ「Then and Now」が公開された。

初代 iMac は、1998 年(平成 10 年)5 月、スティーブ・ジョブズがアップルに復帰してからリリースされた最初の製品である。低迷していたアップルを復活させた象徴的な製品となった。

iMac Pro

iMac Pro
2017 年(平成 29 年)6 月 5 日、WWDC 2017 の基調講演で iMac Proが発表された。

27 インチ Retina 5K ディスプレイ (5,120 x 2,880 ピクセル)に、Intel Xeon プロセッサ(最大 18 コア)を搭載し、グラフィックはオプションで Radeon Pro Vega 64 GPU 16GB を選択可能で、メモリもオプションで 128GB まで選択可能という、ずば抜けたスペックは、フラッグシップ機である Mac Pro をも凌駕する。

参考サイト

(この項おわり)
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