
残念ながら、2014年(平成26年)4月6日に閉館することになった。収蔵品は、2016年(平成28年)4月29日開業予定の京都鉄道博物館に移設する計画だ。


運転席に入ることができる。

運転台は非常にシンプルで、手元にはマスコンとブレーキハンドルだけ――まるでゲーム機のようだ。
運転台の位置はかなり高く、かなり前方にあるレールでないと視界に入らないと思う。200km/h 走行時には、非常ブレーキを使っても制動距離が 2000m 以上に及んだそうだから、これはこれで構わなかったのかもしれない。

運転台は非常にシンプルで、手元にはマスコンとブレーキハンドルだけ――まるでゲーム機のようだ。
運転台の位置はかなり高く、かなり前方にあるレールでないと視界に入らないと思う。200km/h 走行時には、非常ブレーキを使っても制動距離が 2000m 以上に及んだそうだから、これはこれで構わなかったのかもしれない。
2007年(平成19年)8月、この0系新幹線1号車が機械遺産に認定された。
機械遺産とは、歴史に残る機械を次世代に伝えるため、社団法人日本機械学会が創立110周年を記念して設けた制度である。機械技術の発展史で重要な成果があった機械、生活や文化、経済、社会に貢献した機械などが対象。機械や機器のほか、機械関連システム、機械工場、設計仕様書や教科書などが認定される。
第1回の認定を通ったのは、0系新幹線のほか、国産旅客機のYS11、マツダのロータリーエンジン、ホンダの自転車用補助エンジン「カブ号F型」、コマツブルドーザーG40、豊田佐吉が発明した自動織機、東京帝国大学工学部の1905年(明治38年)当時の水力学の講義ノートなどである。
機械遺産とは、歴史に残る機械を次世代に伝えるため、社団法人日本機械学会が創立110周年を記念して設けた制度である。機械技術の発展史で重要な成果があった機械、生活や文化、経済、社会に貢献した機械などが対象。機械や機器のほか、機械関連システム、機械工場、設計仕様書や教科書などが認定される。
第1回の認定を通ったのは、0系新幹線のほか、国産旅客機のYS11、マツダのロータリーエンジン、ホンダの自転車用補助エンジン「カブ号F型」、コマツブルドーザーG40、豊田佐吉が発明した自動織機、東京帝国大学工学部の1905年(明治38年)当時の水力学の講義ノートなどである。

交通科学博物館の中に入り、すぐに目に入ってくるのはリニアモーターカーの展示である。模型から実機まで、さまざまな展示物がある。
写真は、ML500 の模型だ。ML500 の 500 は、500 km/hを意味し、1977年(昭和52年)に1台だけ試作された無人実験車両である。1979年(昭和54年)、当時の世界最高速度 517 km/hをマークした。
写真は、ML500 の模型だ。ML500 の 500 は、500 km/hを意味し、1977年(昭和52年)に1台だけ試作された無人実験車両である。1979年(昭和54年)、当時の世界最高速度 517 km/hをマークした。


1800形蒸気機関車は、1880年(明治13年)に開業した京都~大津間のために英国に発注された小形蒸気機関車である。
京都~大津間のうち、山科~大谷間にあった 5 km の長い勾配(25‰)は蒸気機関車の登坂力の限界とされたが、日本政府の「汽車監察方」であったB.F.ライトが設計し、英国キットソン社で製造された。3年後に開通した長浜~敦賀・関ヶ原間などの勾配区間にも導入された。
全長 8.8m、重量 36.9tである。
京都~大津間のうち、山科~大谷間にあった 5 km の長い勾配(25‰)は蒸気機関車の登坂力の限界とされたが、日本政府の「汽車監察方」であったB.F.ライトが設計し、英国キットソン社で製造された。3年後に開通した長浜~敦賀・関ヶ原間などの勾配区間にも導入された。
全長 8.8m、重量 36.9tである。




昨年閉館した交通博物館(東京)と同様、HOゲージ(レール幅16.5mm,縮尺1/80)の模型を走らせる大型ジオラマがある。ジオラマに敷かれたレールの総延長は400mにもなる。
平日は3回(夏休みは4回)、土・日・祝日は5回のデモンストレーションが行われる。
平日は3回(夏休みは4回)、土・日・祝日は5回のデモンストレーションが行われる。

この他にも、交通博物館(東京)にあった弁慶号と同型で、鉄道記念物となっている7100形蒸気機関車「義経号」や230形蒸気機関車、準鉄道記念物となっている「キハ81形ディーゼル車」、D51形蒸気機関車などの実物展示がある。

230形蒸気機関車は、1903年(明治36年)から1年間に51両が製造された、国産初の量産型機関車だ。このうち交通科学博物館が所有する 233号機関車 は、2016年(平成28年)3月、重要文化財の指定を受けた。京都鉄道博物館に展示される。

230形蒸気機関車は、1903年(明治36年)から1年間に51両が製造された、国産初の量産型機関車だ。このうち交通科学博物館が所有する 233号機関車 は、2016年(平成28年)3月、重要文化財の指定を受けた。京都鉄道博物館に展示される。
交通アクセス
【鉄道】
- JR大阪環状線・弁天町駅下車すぐ
- 地下鉄中央線・弁天町駅、4番出口下車すぐ
近隣の情報
- 交通科学博物館には0系新幹線1号車がある:ぱふぅ家のホームページ
- ユニバーサル・スタジオ・ジャパンとミッキーマウスの因縁:ぱふぅ家のホームページ
- 天保山は(かつて)日本一低い山:ぱふぅ家のホームページ
- グランキューブ大阪は黒川紀章氏が設計:ぱふぅ家のホームページ
- 梅田スカイビル 空中庭園、梅田ダンジョン:ぱふぅ家のホームページ
- 色とりどりに染まる「都心のオアシス」(2024年5月10日)
- 大阪市立科学館のプラネタリウム、最新機器導入しリニューアル(2022年2月4日)
- 「ハリポタマジック」、USJ沸く 入園者数、最多更新(2017年4月4日)
- 大阪・スカイビルに「天空美術館」(2016年12月23日)
- USJに世界一のツリー 電飾36万個 ギネス更新(2014年11月15日)
- 「ハリポタ」オープン USJ(2014年7月16日)
- 街に優しくスーイスイ 御堂筋サイクルピクニック(2014年4月24日)
(この項おわり)
東京・神田の交通博物館は昨年閉鎖されてしまったが、こちらは健在。鉄道だけでなく、自動車や航空機、帆船など交通機関全般を展示する「交通博物館」である。