佐野厄除け大師におみくじの自動販売機

2019年5月3日 撮影
佐野厄除け大師(惣宗寺)
佐野厄除け大師(栃木県佐野市金井上町2233)は、天台宗の寺院で、正式名称は春日岡山 (かすがおかやま) 転法輪院 (てんぼうりんいん) 惣宗官寺 (そうしゅうかんじ) という。
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佐野厄除け大師(惣宗寺)
994年(正暦5年)、藤原秀郷 (ふじわら ひでさと) が創建したと伝えられている。1602年(慶長7年)、佐野城の建設に伴い、現在地に移転した。
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惣宗寺東照宮唐門 - 佐野厄除け大師(惣宗寺)
惣宗寺東照宮唐門
1616年(元和2年)、徳川家康が死去すると、遺骸は久能山に埋葬された。その御霊を日光東照宮に遷すための霊柩が、1617年(元和3年)3月、惣宗寺に到着した。佐野領を管轄していた本多正純は、惣宗寺の境内に御殿を造営し、佐野東照宮となった。
写真の唐門を含め、本殿、拝殿には、いずれも精巧な彫刻が施され、極彩色で彩られており、栃木県指定有形文化財に指定されている。
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佐野厄除け大師(惣宗寺)
1913年(大正2年)10月12月、足尾銅山鉱毒問題に半生を捧げた田中正造の本葬を行った。参列者は数万人に及んだという。
田中正造の遺骨は6箇所に分骨され、惣宗寺もその1つである。

なお、田中正造が明治天皇へ直訴しようとした訴状は、2013年(平成25年)、佐野市を訪れた明仁天皇陛下へ伝えられた。直訴未遂から112年が経過していた。
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パコダ供養塔 - 佐野厄除け大師(惣宗寺)
パコダ供養塔
パコダ供養塔は、1987年(昭和62年)に建立された。製作者は、佐野市出身の彫刻家の田村了一氏(1946~2005年)である。

三界万霊有縁無縁の霊、戦争災害死者、事故横難死者、水子霊等を供養する功徳莫大な 「聖衆倶会楽 (くえらく) 」(極楽で受ける十楽の第七極楽ではつねに無数の聖衆が一処に会合して互いに言葉を まじえ法楽を得ること)の塔である。
4メートルの方形基壇に6つの相輪と1つの塔身水煙 (すいえん) をつけた宝珠からなるシンメトリーな形状をしている。
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さのまる - 佐野厄除け大師(惣宗寺)
さのまる
さのまるは、佐野市のブランドキャラクターで、2013年度のゆるキャラグランプリで王者となった。
犬をベースに、佐野ラーメンのお椀を被り、腰にはいもフライの剣を差した、佐野の城下町に住む侍という設定。外国人にも分かりやすいよう、お椀に「SANO」と描かれている。
2011年(平成23年)1月、全国にキャラクターデザインを募集し、34件の応募の中から、佐野市在住「あた。」さんの考案したデザインが採用された。
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佐野厄除け大師(惣宗寺)
青柳大師 (あおやぎだいし) 、川越大師と並んで関東三大師と呼ばれる。
関東地方では、年末年始にテレビCMが流れることで参拝客も多く、正月三が日で55万人ほどが訪れる。これは栃木県で第1位、全国では第11位である。
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佐野厄除け大師(惣宗寺)
多くの参拝客に対応するため、広い駐車場が用意されている。また、おみくじやお守りの自動販売機が設置されている。
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佐野ラーメン

青竹手打ち佐野ラーメンの店 Ra(ラー)
佐野ラーメンは、名水百選の一つである弁天池の水を使い、青竹打ちの平打ち麺に、あっさりした澄んだ醤油味のスープ。
写真は、青竹手打ち佐野ラーメンの店 Ra(ラー)(栃木県佐野市天明町2227)
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佐野市葛生地域は石灰岩産地として知られ、セメントをはじめとする石灰工業が盛んだ。また、石灰岩の主成分である炭酸カルシウムのうち、カルシウムの一部がマグネシウムに置き換わったドロマイトの国内生産量の80%以上を産出する。ドロマイトは製鉄やガラスの原料として使用され、最近ではサプリメントとしても注目されている。
この石灰岩によって濾過された湧き水が、名水百選の弁天池の水となっている。

天明鋳物

佐野市は天明鋳物 (てんみょういもの) の産地で、その起原は平安時代に遡る。とくに茶の湯釜は「西の芦屋に東の天明」と言われ、千利休・豊臣秀吉・徳川家康など名立たる偉人たちが愛用した。

交通アクセス

【鉄道】
  • JR両毛線「佐野駅」より徒歩15分
  • 東武佐野線「佐野市駅」より徒歩10分
【自動車】
  • 東北自動車道「佐野藤岡インター」より10分
行き方ナビ
出発地の最寄駅:

目的地:佐野厄除け大師
佐野厄除け大師 関連

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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