波浮港・地層切断面・大島町役場

2020年12月13日 撮影
波浮港 - 大島
波浮港
波浮港(東京都大島町波浮港)は、伊豆大島の南端に位置する港だ。1800年(寛政12年)、商人の秋広平六 (あきひろ へいろく) によって拡張工事が行われ、風待ち港の港として栄え、大島発展の礎を築いた。写真は、波浮港見晴台から港を望んだところ。
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波浮港 - 大島
波浮港
元は、838年(承和5年)の火山噴火でできた火口に雨水がたまってできた火口湖で、1703年(元禄16年)の元禄大地震とその直後に発生した津波のために、火山湖が決壊して海と繋がった。当時は満潮時しか船が中に入ることはできなかった。
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波浮港 - 大島
波浮港
1928年(昭和3年)、日本ビクターから「波浮の港」(作詞:野口雨情、作曲:中山晋平)が発売され、10万枚を売り上げるヒット曲になった。港には歌碑がある。
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波浮港の町並み - 大島
波浮港の町並み
波浮港は、明治から昭和初期にかけ、遠洋漁業の中継港となり、大いに栄えた。最盛期には、網元の屋敷や蔵、旅館や飲み屋、お茶屋に加え、映画館が2軒、公衆浴場が2軒建っていた。台風が近づくと、避難してきた船が四重、五重に停泊して港を漁船が埋め尽くしたという。
与謝野鉄幹・晶子夫妻や野口雨情、林芙美子、幸田露伴などの歌人や詩人、作家たちが訪れ、波浮港をテーマにした作品を残した。そのなかで「波浮の港」がヒットし、観光客が急増した。
港屋旅館は、川端康成の小説『伊豆の踊り子』の舞台の一つで、現在は踊り子の里資料となっている。
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地層切断面 - 大島
地層切断面
波浮港から大島一周道路に沿って西へ向かうと、高さ約24メートル、長さ630メートルの地層切断面が見えてくる。1953年(昭和28年)の大島一周道路の建設工事中に偶然発見されたものだ。15,000年にわたって降り積もった火山灰の様子を見ることができる。通称はバームクーヘン。
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大島町役場 - 大島
大島町役場
さらに西へ向かうと、大島町役場(東京都大島町元町1丁目1番14号)が見えてくる。1955年(昭和30年)4月、大島町が発足した。人口約7,000人。面積90.76平方キロ。
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交通アクセス

【鉄道】
  • 元町港からバス、約30分
  • 岡田港からバス、約20分
伊豆大島 関連

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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