樫野埼灯台は日本最初の回転式閃光灯台

2022年2月27日 撮影
樫野埼灯台
樫野埼灯台 (かしのさきとうだい) (和歌山県東牟婁郡串本町樫野1006番地1)は、串本町沖にある紀伊大島の東端断崖の樫野埼に建つ灯台である。1870年7月8日(明治3年6月10日)に初点灯した日本最初の石造灯台であり、日本最初の回転式閃光灯台でもある。
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樫野埼灯台
1866年6月25日(慶応2年5月13日)に、アメリカ、イギリス、フランス、オランダの4ヶ国と「改税条約」(江戸条約)を締結し、この条約によって建設することを約束した8ヶ所の条約灯台(観音埼、野島埼、樫野埼、神子元島、剱埼、伊王島、佐多岬潮岬)の一つ。
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樫野埼灯台
塔高14.6メートル(海抜47メートル)で、実効光度は53万カンデラ。灯光は18.5海里(約34km)まで到達する。
1890年(明治23年)9月16日夜、オスマン帝国へ帰国途上だったエルトゥールル号が、樫野埼灯台]近くで座礁し、生存者のうちの10名が崖を登って灯台に避難した。
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樫野埼灯台
現在は海上保安庁第五管区海上保安本部の所管で、自動点灯の無人灯台で内部は非公開だが、ラセン階段を登り、太地町の梶取崎まで見通すことができる。園地内には、かつて常駐していたイギリス人技師が故郷を思い植えたと言われる水仙が今も群生しており、冬には可憐な花が咲き乱れ、あたりは甘い香りに包まれる。
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交通アクセス

【バス】
  • JR紀勢本線串本駅より、串本町コミュニティバス「大島線樫野灯台口行バス」に乗り45分、樫野灯台口にて下車、徒歩約5分
樫野埼 関連

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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