
鬼めしセンター
鬼押出し園(群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原1053)は、プリンスホテルが経営する公園。写真は展望レストランや喫茶店が入っている鬼めしセンター。
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鬼押出し園
一帯は1783年(天明3年)に起きた浅間山の天明大噴火の際に噴出した膨大な量の溶岩が風化してできた奇勝になっている。噴火の際に鬼が暴れて岩を押し出したように見えることから、鬼押出しと名付けられた。

惣門・二天尊像
表参道の入口にあたる朱塗りの惣門は、1682年(天和2年)に寛永寺に建立された勧学寮(学問所)の表門で、1966年(昭和41年)5月に後述する浅間山観音堂の惣門として改修移築された。向かって右には持国天、左には増長天の二天尊像がある。

石燈籠
表参道・裏参道には40基の石燈籠がある。これらは、浅間山観音堂建立に伴い、1957年(昭和32年)に上野寛永寺より移設されたもの。元々は、諸大名から徳川家に献上されたもので、内訳は次の通り。
- 大猷院様(徳川3代将軍家光公)‥‥9基
- 厳有院様(4代将軍家綱公)‥‥28基
- 浚明院様(10代将軍家治公)‥‥3基

鬼押出し園
1783年(天明3年)4月に、浅間山は不気味な鳴動をはじめ、何度も小規模の爆発や振動を繰り返した。7月に入り噴火活動は最高潮に達し、7日の夕方から噴火が激しくなった。

鬼押出し園

鬼押出し園

浅間山観音堂

浅間山観音堂

鐘楼

浅間山観音堂
本堂から360度にわたる展望が開け、天気が良ければ、北アルプス連邦、四阿山、苗場山、三国山、谷川岳、日光男体山まで見渡すことができる。

浅間山観音堂
本堂から奥の院へつづく参道がある。
奥の院炎観世音は、1972年(昭和47年)10月に、秋田県出身の神成志保さんが寄進したもので、娘の澪子さんが製作した炎観世音が安置されている。
奥の院炎観世音は、1972年(昭和47年)10月に、秋田県出身の神成志保さんが寄進したもので、娘の澪子さんが製作した炎観世音が安置されている。

奥の院炎観世音
参考サイト
- 鬼押出し園
- 鬼押出し園@onioshidashien:Twitter
- 浅間山観音堂
- 寛永寺
近隣の情報
- 鬼押出し園〜浅間山観音堂:ぱふぅ家のホームページ
- 紀州鉄道 軽井沢ホテルと旧国鉄10系寝台車:ぱふぅ家のホームページ
- 車坂峠から佐久平を望む:ぱふぅ家のホームページ
- 大前駅〜万座・鹿沢口駅:ぱふぅ家のホームページ
- 鎌原観音堂は浅間山の大噴火を生き残った:ぱふぅ家のホームページ
- 軽井沢駅では明治期の駅舎を保存:ぱふぅ家のホームページ
- 旧国鉄長野原線太子駅は戦後復興を鉄鉱石の輸送で支えた:ぱふぅ家のホームページ
- 吾嬬橋は国内唯一のピン結合タイプのトラス橋:ぱふぅ家のホームページ
- 草津温泉は日本三名泉のひとつ:ぱふぅ家のホームページ
- 上州湯ノ湖と品木ダム水質管理所草津中和工場:ぱふぅ家のホームページ
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- 非常食19種提供 16日からレストラン(2016年7月14日)
- 8日山開き、浅間山の平穏願う 小諸「7尋石」で例大祭(2016年5月8日)
- 体も心もホカホカ 草津で観光客にクマザサうどん(2013年12月28日)
(この項おわり)