
鎌原観音堂
鎌原観音堂(群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原492)は、江戸時代の1783年(天明3年)に浅間山が大噴火をしたときに奇跡的に残り、日本のポンペイと呼ばれる。壊滅的な被害から人々を救ったということで、厄除け、とくに災害除けのご利益があるとされている。
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鎌原観音堂

埋没石段
現在、鎌原観音堂への石段は15段あるが、1979年(昭和54年)の発掘調査で、その下に35段の石段が続いていたことが判明した。村に流れ込んだ土石流により埋まってしまったものだ。

また、石段の最下部から2体の白骨遺体が発掘された。若い女性と年配の女性のもので、その体勢から、若い女性が年配の女性を背負ったまま逃げてきたが、力尽きて土石流に埋もれてしまったものと考えられている。

また、石段の最下部から2体の白骨遺体が発掘された。若い女性と年配の女性のもので、その体勢から、若い女性が年配の女性を背負ったまま逃げてきたが、力尽きて土石流に埋もれてしまったものと考えられている。

天明3年 浅間やけ遺跡
浅間山信仰を受けて14世紀頃に建立された延命寺は、この噴火で埋もれてしまった。
33回忌に当たる1814年(文化11年)に建立した石碑を含む一帯は、天明3年 浅間やけ遺跡として群馬県の指定史跡となっている。
33回忌に当たる1814年(文化11年)に建立した石碑を含む一帯は、天明3年 浅間やけ遺跡として群馬県の指定史跡となっている。

天明3年 浅間やけ遺跡
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(この項おわり)