

湯畑の周りは、瓦を敷きつめた歩道、石柵、白根山をかたどった「白根山ベンチ」など、湯上がりの散策が楽しめる公園になっている。

泉質は酸性で、湯畑原泉はpH 2.1の強酸性。殺菌作用が強く、適応症は皮膚病・神経痛・糖尿病とされている。古来、多くの人々の心と体を癒し続けてきた。

草津温泉全体での自然湧出量は日本一を誇り、毎分32,300リットル以上、1日にドラム缶約23万本分もの温泉が湧き出している。
草津の旅館や温泉施設で源泉かけ流しができるのは、豊富な湯量のおかげだ。
草津の旅館や温泉施設で源泉かけ流しができるのは、豊富な湯量のおかげだ。

湯畑の脇にある湯けむり亭では気軽に足湯が楽しめる。

湯畑の石柵に草津を訪れた有名人の名前が刻まれている。行基や源頼朝、石原裕次郎など、散策しながら歴史を振り返ろう。

1193年(建久4年)、源頼朝が狩りの最中に草津に立ち寄り、温泉を発見したと伝えられている。

湯畑から一歩足を踏み入れると、レトロな温泉街が目に入る。

湯畑から一歩足を踏み入れると、レトロな温泉街が目に入る。

温泉街を西へ向かうと、荒涼としたたたずまいの西の河原公園に出る。遊歩道の途中にある鬼の茶釜は、ボコボコと音をたてて温泉が湧き出しているが、人が近づくと静かになるという。

昔は一帯が鬼の泉水と呼ばれ、鬼が出るので決して大声を出してはいけない、と言われていたところ。


セブンイレブンは、温泉街の雰囲気を壊さないように外観が茶色になっている。
交通アクセス
【鉄道】
- JR長野原草津口駅または長野新幹線「軽井沢駅」からバス
- 新宿、東京、さいたま新都心などから高速バス
- 関越道「渋川伊香保I.C.」からR353、R145、R292経由
- 上信越道「碓井軽井沢I.C.」からR18、R164、R292経由
近隣の情報
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(この項おわり)
写真の湯畑は、温泉街の中心に位置するシンボル的存在。毎分4,000リットルの温泉が湧き出ており、いつも湯けむりを舞い上げている。