
アル=アズハル大学
ファーティマ朝時代は、シーア派の教理の研究が行われた。だが、エジプトではシーア派は定着せず、マムルーク朝以降はアズハル学院はスンナ派神学の正統性を明らかにすることに重点が置かれた。
1961年(昭和36年)のエジプト革命以後はエジプト政府の管轄下におかれ、アズハル大導師と呼ばれる最高評議会議長は大統領から任命され、エジプト内の6000以上の宗教機関を監督している。
1961年(昭和36年)のエジプト革命以後はエジプト政府の管轄下におかれ、アズハル大導師と呼ばれる最高評議会議長は大統領から任命され、エジプト内の6000以上の宗教機関を監督している。
この時代の世界
(この項おわり)
イスラーム神学・法学の研究のために建てられたもので、イスラーム圏各地から学生が集まり、出身地別に宿坊をもうけ、質素な生活をしながら研究を続けたという。