西暦1006年4月30日から5月1日かけ、おおかみ座に超新星 SN 1006 が出現する。明るさはマイナス7.5等級で、金星(最大マイナス4.7等級)より明るく、太陽や月を除く史上最も明るい天体となった。日本をはじめ、中国、エジプト、イラク、イタリア、スイスに記録が残っている。
日本では、陰陽師の安倍吉昌が観測しており、200年後の1230年(寛喜2年)には藤原定家が『明月記』に「客星」として紹介している。
SN 1006の残骸は、地球から約7100光年の距離にあり、約65光年の直径を持ち、いまも秒速2900kmで膨張している。
日本では、陰陽師の安倍吉昌が観測しており、200年後の1230年(寛喜2年)には藤原定家が『明月記』に「客星」として紹介している。