
アングル「シャルル七世の戴冠式のジャンヌ・ダルク」


1431年1月9日(グレゴリオ暦では2月21日)、ルーアンにおいてジャンヌに対する異端審問が始まる。
文字を読むことができず弁護人も付けてもらえなかったジャンヌは有罪となり、5月30日、火刑に処せられる。
その3日後、イギリス軍は攻撃を再開するが、ジャンヌによって奮起したフランスの国民が立ち上がり、やがてフランス全土を取り戻す。

オルレアン解放の際、ジャンヌの下で活躍したのが、フランスの貴族で軍人のジル・ド・レである。ジル・ド・レはシャルルの戴冠式にも出席し、元帥の称号を得た。
文字を読むことができず弁護人も付けてもらえなかったジャンヌは有罪となり、5月30日、火刑に処せられる。
その3日後、イギリス軍は攻撃を再開するが、ジャンヌによって奮起したフランスの国民が立ち上がり、やがてフランス全土を取り戻す。

オルレアン解放の際、ジャンヌの下で活躍したのが、フランスの貴族で軍人のジル・ド・レである。ジル・ド・レはシャルルの戴冠式にも出席し、元帥の称号を得た。
ジル・ド・レのジャンヌ対する忠誠は、信仰のようなものであったという。領地に戻り、ジャンヌの救出に失敗すると、錬金術や魔術に手を出し、祖父から相続した財産を失ってしまう。さらに、少年の虐殺に手を染め、数百人とも千人ともいわれる犠牲者を出した。このことから、のちの青髯のモデルとなった。
この時代の世界
オルレアン付近の地図
参考書籍
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ジャンヌ・ダルク フランスを救った奇跡の少女 | ||
著者 | 安達 正勝/たまき ちひろ/渡辺剛司 | ||
出版社 | 小学館 | ||
サイズ | 全集・双書 | ||
発売日 | 2011年03月15日頃 | ||
価格 | 990円(税込) | ||
ISBN | 9784092700260 | ||
フランスを救った奇跡の少女 今から約600年前、イギリスとフランスは、領土や王位をめぐって100年間にもなろうとする長い戦争をしていました。そして、強力な軍隊をもつイギリスにフランスは次々と領土をうばわれ、ほろびようとしていたのです。 そのフランスを救ったのは、たったひとりの17歳の少女でした。 フランスの小さな村に生まれ育った少女ジャンヌ・ダルクは、ある日「神の声」を聞いたことをきっかけに、剣を手にし軍隊をひきいてイギリス軍に立ち向かったのです。 今もフランスを救った英雄として、人々に愛される少女の活躍と悲劇の物語です! 【編集担当からのおすすめ情報】 作者のたまきちひろ氏は、ヤング誌、女性コミック誌でファッションモデルやバンド少年など、「元気でぶっ飛んだ」主人公を描いて活躍中です。今回、学習まんがは初挑戦! たまき氏が描く、勇敢で可憐なヒロイン・ジャンヌをぜひ、ご覧ください。 監修の安達正勝先生は『フランス反骨変人列伝』(集英社新書)『物語 フランス革命』(中公新書)などで、歴史の表舞台には出てこない、でもビックリする面白人物を数多く紹介されている話題の先生です。安達先生のジャンヌ評もあわせてお楽しみください。 | |||
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ジャンヌ・ダルクの生涯 | ||
著者 | 藤本ひとみ | ||
出版社 | 中央公論新社 | ||
サイズ | 文庫 | ||
発売日 | 2005年09月25日頃 | ||
価格 | 754円(税込) | ||
ISBN | 9784122045781 | ||
17歳で剣を取り、祖国フランスを救ったジャンヌ・ダルクー。神のお告げを聞いた生まれ故郷ドンレミから、戦勝を重ねたオルレアン、ノートル・ダム大聖堂における戴冠式、そして炎に包まれ19年の生涯を終えた街ルーアンまで、「男装の少女」ジャンヌ・ダルクの謎につつまれた生涯をたどる歴史エッセイ。図版68点収戴。 | |||
(この項おわり)
フランス王国の王位継承をめぐって、ヴァロワ朝フランス王国とプランタジネット朝およびランカスター朝イングランド王国は戦争状態にあった。この百年戦争の後期、フランスは滅亡の危機にあった。
そんな中の1429年1月、神の声を聞いたというフランスの少女ジャンヌ・ダルクが立ち上がった。3月、ジャンヌは王太子シャルルに謁見し、イギリス軍に包囲されたオルレアンを開放するための指揮官を任命される。
5月8日、ジャンヌは負傷しながらもオルレアン解放に成功。