鉄道博物館 と 0系新幹線

2010年2月13日撮影
C57形式蒸気機関車-鉄道博物館
鉄道博物館(通称:てっぱく)(埼玉県さいたま市大宮区大成町3丁目47番)は、JR東日本創立20周年記念事業として、2007年(平成19年)10月14日(鉄道の日)にオープンした。2006年(平成18年)5月14日に閉館した交通博物館に替わる博物館である。
C57形式蒸気機関車-鉄道博物館の大きな写真大きな写真
(1920×1415 ピクセル, 1220 Kbyte)
C57形式蒸気機関車-鉄道博物館
建物は地上3階建て。蒸気機関車C57など実物の36車両を含め、約200平方メートルの鉄道模型のジオラマや5種類の運転シミュレーターなど、合計約58万点を収蔵している。
1階の中央にはC57形式蒸気機関車C57135(1940年製造)が展示されている。
C57形式蒸気機関車-鉄道博物館の大きな写真大きな写真
(1920×1379 ピクセル, 1061 Kbyte)
鉄道博物館
機関車の重量は67.5トン――E233系電車の1両あたり平均重量30トンと比べると倍以上の重量だ。
また、動輪の直径は1750ミリと、国内最大級。鉄道博物館のシンボルマークは、この動輪をイメージさせる。
鉄道博物館の大きな写真大きな写真
(1920×1440 ピクセル, 1318 Kbyte)
この機関車が載っている転車台は、1日に一度、汽笛を鳴らしながら回転実演を行う。
150形蒸気機関車(1号機関車)-鉄道博物館
150形蒸気機関車は、1872年(明治5年)にイギリスから輸入された日本初の蒸気機関車だ。1号機関車とも呼ばれ、国の重要文化財に指定されている。

1911年(明治44年)、島原鉄道の開業のために長崎へ渡った。
その後、1930年(昭和5年)に鉄道省に戻された。このとき、島原鉄道の創業者である植木元太郎社長は、創業期に功績のあった機関車への感謝の念を込め「惜別感無量」と記した自筆のプレートを側水槽に装着させた。このプレートは現在でも装着されている。
150形蒸気機関車(1号機関車)-鉄道博物館の大きな写真大きな写真
(1247×1920 ピクセル, 924 Kbyte)
0系新幹線-鉄道博物館
新幹線といえば、1964年(昭和39年)に登場した「夢の超特急」0系電車である。これは、最初に量産化された360両のうち、大阪方先頭車(21形式新幹線電車,車号21-2)の1両である。
前回訪れたときにはなかったが、JR西日本から譲り受け、2009年(平成21年)10月から展示がはじまった。
0系新幹線-鉄道博物館の大きな写真大きな写真
(1920×1440 ピクセル, 912 Kbyte)
0系新幹線-鉄道博物館
右下には東海道新幹線のゼロキロポストのレプリカが展示されている。また、当時の東京駅のホームが再現されている。

大阪方先頭車が1号車であるのは今も同じ。「超特急」と記されているあたりに時代を感じる。
0系新幹線-鉄道博物館の大きな写真大きな写真
(1920×1440 ピクセル, 793 Kbyte)
0系新幹線-鉄道博物館
車両の床下機器や台車なども見られる構造になっている。
0系新幹線-鉄道博物館の大きな写真大きな写真
(1920×1440 ピクセル, 980 Kbyte)
0系新幹線-鉄道博物館
車両の中に入って見学もできる。
当時のシートがそのまま再現されている。
0系新幹線-鉄道博物館の大きな写真大きな写真
(1920×1508 ピクセル, 868 Kbyte)
0系新幹線-鉄道博物館
当時の冷水器。
0系新幹線-鉄道博物館の大きな写真大きな写真
(1191×1600 ピクセル, 623 Kbyte)
0系新幹線-鉄道博物館
当時の男子用トイレ。

0系新幹線は、2008年(平成20年)12月14日、R61編制がラストランを行い、その長い歴史に幕を下ろした。

0系新幹線-鉄道博物館の大きな写真大きな写真
(1200×1600 ピクセル, 560 Kbyte)
200系新幹線-鉄道博物館
1986年(昭和61年)、東北・上越新幹線用に新製された200系の先頭車(222形式新幹線電車,車号222-35)。

200系新幹線-鉄道博物館の大きな写真大きな写真
(1920×1633 ピクセル, 1031 Kbyte)
ED75形-鉄道博物館
1975年(昭和50年)に製造された国鉄ED75形電気機関車(車号ED75 775)。
ほぼ全国の交流電化区間で使用された交流区間用標準電気機関車だ。
ED75形-鉄道博物館の大きな写真大きな写真
(1920×1424 ピクセル, 1007 Kbyte)
455系-鉄道博物館
1965年(昭和40年)に製造された国鉄455系電車(クモハ455形式電車,車号クモハ455-1)。
ほぼ全国で使われた長距離急行用交直両用電車だ。
455系-鉄道博物館の大きな写真大きな写真
(1656×1920 ピクセル, 1094 Kbyte)
481系-鉄道博物館
1965年(昭和40年)に製造された国鉄481系特急電車(クハ481形式電車,車号クハ481-265)。
ほぼ全国の電化区間で使用された全電源対応特急電車の先頭車だ。

「特急ひばり」は、東北本線上野~仙台間を結ぶ特急電車だった。
1982年(昭和57年)11月、東北新幹線の開業に伴うダイヤ改正により、定期列車としての使命を終えた。
481系-鉄道博物館の大きな写真大きな写真
(1920×1644 ピクセル, 1138 Kbyte)
101系-鉄道博物館
1957年(昭和32年)に製造された国鉄101系通勤電車(クモハ101形式電車,車号クモハ101-902)。
国鉄初の新性能通勤電車で、中央線でお馴染みのカラーだ。

101系-鉄道博物館の大きな写真大きな写真
(1600×1410 ピクセル, 800 Kbyte)
鉄道博物館
京王線で活躍していた103系通勤電車
101系に比べて加速度を向上させたものだったが、2006年(平成18年)3月に首都圏から姿を消した。
鉄道博物館の大きな写真大きな写真
(1920×1440 ピクセル, 731 Kbyte)
ミニ車両-鉄道博物館
小学生以上はミニ車両を運転できる。
人気のアトラクションなので、整理券が必要。
ミニ車両-鉄道博物館の大きな写真大きな写真
(1600×1569 ピクセル, 913 Kbyte)
Suica-鉄道博物館
Suica-鉄道博物館の大きな写真大きな写真
(1920×1440 ピクセル, 935 Kbyte)
Suica-鉄道博物館
Suica-鉄道博物館の大きな写真大きな写真
(1920×1440 ピクセル, 977 Kbyte)
Suica-鉄道博物館
2001年(平成13年)11月にデビューしたICカードSuica(スイカ)の記念カードが展示されていた。

ちなみに、鉄道博物館への入場、館内食堂での飲食はSuicaで決済できる。
Suica-鉄道博物館の大きな写真大きな写真
(1920×1440 ピクセル, 947 Kbyte)

交通アクセス

【鉄道】
  • JR大宮駅よりニューシャトルに乗り換え「鉄道博物館駅」下車、徒歩1分
鉄道博物館 関連

近隣の情報

(この項おわり)
header