鉄道博物館と日本最大級の鉄道ジオラマ

2013年5月26日 撮影
鉄道博物館
鉄道博物館(通称:てっぱく)(埼玉県さいたま市大宮区大成町3 丁目47番)は、JR 東日本創立20 周年記念事業として、2007 年(平成 19 年)10 月 14 日(鉄道の日)にオープンした。2006 年(平成 18 年)5 月 14 日に閉館した交通博物館に替わる博物館である。
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建物は地上 3階建て。蒸気機関車C57 など実物の 36車両を含め、約 200 平方メートルの鉄道模型のジオラマや 5種類の運転シミュレーターなど、合計約 58 万点を収蔵している。
1290形式蒸気機関車「善光号」 - 鉄道博物館
1881 年(明治 14 年)に製造された1290 形式蒸気機関車「善光号」であるは、鉄道記念物となっている。

鉄道建設工事用にイギリスから輸入され、官設鉄道の新橋工場で組み立てられ、現在の埼玉県川口市の善光寺付近まで運ばれて、そこで陸揚げされたことから「善光号」の愛称が与えられている。
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C57形式蒸気機関車 - 鉄道博物館
1階の中央にはC57 形式蒸気機関車C57 135(1940 年製造)が展示されている。
機関車の重量は 67.5 トン――E233 系電車の 1 両あたり平均重量30 トンと比べると倍以上の重量だ。
また、動輪の直径は 1750 ミリと、国内最大級。鉄道博物館のシンボルマークは、この動輪をイメージさせる。

この機関車が載っている転車台は、1 日に一度、汽笛を鳴らしながら回転実演を行う。
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クモハ455 - 鉄道博物館
クモハ 455 は、1965 年(昭和 40 年)に製造された国鉄の交直両用急行形電車で、全国で運用された。
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クハ181 - 鉄道博物館
クハ 181 は、国鉄初の特急電車151 系を基に、勾配線区のために主電動機を強化したもので、1962 年(昭和 37 年)に上野~新潟間の特急「とき」に利用された。

営業最高速度は 110km/h、設計最高速度は 160km/h。
高速運転に備えて運転士の視界を確保するため運転台は高く上げられ、電動発電機や空気圧縮機といった騒音発生源を客室からできるだけ遠ざけるため、運転台前部にボンネットを設けてその中に収納した。
ナハネフ22 - 鉄道博物館
ナハネフ 22 形式客車 は、国鉄初の固定編成寝台特急用客車で 1964 年(昭和 39 年)に製造された。空気バネ台車や防音2重窓を採用している。
寝台特急あさかぜは、1956 年(昭和 31 年)、東京~博多で運転開始した日本初の寝台特急だ。この20 系客車(ナハネフ 22 形式を含む)は、走るホテルとして一世を風靡した。
1986 年(昭和 61 年)に定期運行を廃止し、1998 年(平成 10 年)に全車廃車となった。
0系新幹線 - 鉄道博物館
1964 年(昭和 39 年)に登場した「夢の超特急」0 系電車である。これは、最初に量産化された 360 両のうち、大阪方先頭車(21 形式新幹線電車,車号 21-2)の 1 両である。

右下には東海道新幹線のゼロキロポストのレプリカが展示されている。また、当時の東京駅のホームが再現されている。
200系新幹線 - 鉄道博物館
1986 年(昭和 61 年)、東北・上越新幹線用に新造された 200 系新幹線の先頭車も展示されている。

200 系は、当時最新型の制御装置を搭載し、スムーズな加減速を実現。テーブルの上に立てたタバコが倒れないと言われるほどの乗り心地であった。
ジオラマ - 鉄道博物館
2階には、横幅約 25m、奥行き約 8m、約 200m2、軌道総延長約 1,400m という、日本最大級の鉄道ジオラマがあり、約 1200 両の HO ゲージの列車が走る。10 分程度の解説プログラムを、30~60 分間隔(1 日 4 回程度)で開催している。入場無料。
ジオラマ - 鉄道博物館
2011 年(平成 23 年)にデビューした東北新幹線「はやぶさ」 E5 系も走っていた。
ミニシャトル - 鉄道博物館
ノースウイングの「博物館北駅」と本館の「博物館中央駅」を結ぶミニ列車。「はやて」仕様の E2 系の形をした車両で運行されている。利用料金は無料。
ミニシャトル - 鉄道博物館

リニューアル

JR 東日本設立30 周年と鉄道博物館開館10 周年にあわせ、2017 年(平成 29 年)秋にリニューアルを行うことが決まった。
地上 5階建ての新館を建設し、駅員、運転士、車掌のほか、指令員やメンテナンス関係の仕事も体験できるようにするという。開業後の展示面積は、現在の約 1.5 倍になる見込み。

リニューアルの目玉として、1936 年(昭和 11 年)に製造された電気機関車「EF55」が、2015 年(平成 27 年)4 月 12 日から展示される。D51 形蒸気機関車と同じくらい古い機関車だ。
EF55 は流線形のボディーが特徴で、鉄道ファンから「ムーミン」の愛称で親しまれてきた。
1936 年(昭和 11 年)に 3 両だけ製造され、特急「燕」や「富士」などを引いた後、1952 年(昭和 27 年)からは高崎線の普通列車を中心に活躍した。現存するのは「1 号機」の 1 両のみ。第2 次世界大戦中に機銃掃射を受け、運転室の天井には今も銃弾の痕跡が残る。
1964 年(昭和 39 年)にいったん現役を引退。1978 年(昭和 53 年)に準鉄道記念物の指定を受けた後、再整備され、1986 年(昭和 61 年)から 2009 年にかけては主に臨時列車として、イベントに登場した。

交通アクセス

【鉄道】
  • JR 大宮駅よりニューシャトルに乗り換え「鉄道博物館駅」下車、徒歩 1 分
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近隣の情報

参考サイト

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(この項おわり)
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