
鉄道博物館(通称:てっぱく)(埼玉県さいたま市大宮区大成町3丁目47番)は、JR東日本創立20周年記念事業として、2007年(平成19年)10月14日(鉄道の日)にオープンした。2006年(平成18年)5月14日に閉館した交通博物館に替わる博物館である。
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建物は地上3階建て。蒸気機関車C57など実物の36車両を含め、約200平方メートルの鉄道模型のジオラマや5種類の運転シミュレーターなど、合計約58万点を収蔵している。

1881年(明治14年)に製造された1290形式蒸気機関車「善光号」であるは、鉄道記念物となっている。

鉄道建設工事用にイギリスから輸入され、官設鉄道の新橋工場で組み立てられ、現在の埼玉県川口市の善光寺付近まで運ばれて、そこで陸揚げされたことから「善光号」の愛称が与えられている。

鉄道建設工事用にイギリスから輸入され、官設鉄道の新橋工場で組み立てられ、現在の埼玉県川口市の善光寺付近まで運ばれて、そこで陸揚げされたことから「善光号」の愛称が与えられている。

1階の中央にはC57形式蒸気機関車C57 135(1940年製造)が展示されている。
機関車の重量は67.5トン――E233系電車の1両あたり平均重量30トンと比べると倍以上の重量だ。
また、動輪の直径は1750ミリと、国内最大級。鉄道博物館のシンボルマークは、この動輪をイメージさせる。

この機関車が載っている転車台は、1日に一度、汽笛を鳴らしながら回転実演を行う。
機関車の重量は67.5トン――E233系電車の1両あたり平均重量30トンと比べると倍以上の重量だ。
また、動輪の直径は1750ミリと、国内最大級。鉄道博物館のシンボルマークは、この動輪をイメージさせる。

この機関車が載っている転車台は、1日に一度、汽笛を鳴らしながら回転実演を行う。
- C57形蒸気機関車(小金井公園)

クモハ455 は、1965年(昭和40年)に製造された国鉄の交直両用急行形電車で、全国で運用された。

クハ181 は、国鉄初の特急電車151系を基に、勾配線区のために主電動機を強化したもので、1962年(昭和37年)に上野~新潟間の特急「とき」に利用された。

営業最高速度は110km/h、設計最高速度は160km/h。
高速運転に備えて運転士の視界を確保するため運転台は高く上げられ、電動発電機や空気圧縮機といった騒音発生源を客室からできるだけ遠ざけるため、運転台前部にボンネットを設けてその中に収納した。

営業最高速度は110km/h、設計最高速度は160km/h。
高速運転に備えて運転士の視界を確保するため運転台は高く上げられ、電動発電機や空気圧縮機といった騒音発生源を客室からできるだけ遠ざけるため、運転台前部にボンネットを設けてその中に収納した。




2階には、横幅約25m、奥行き約8m、約200m2、軌道総延長約1,400mという、日本最大級の鉄道ジオラマがあり、約1200両のHOゲージの列車が走る。10分程度の解説プログラムを、30~60分間隔(1日4回程度)で開催している。入場無料。

2011年(平成23年)にデビューした東北新幹線「はやぶさ」 E5系も走っていた。


リニューアル
JR東日本設立30周年と鉄道博物館開館10周年にあわせ、2017年(平成29年)秋にリニューアルを行うことが決まった。
地上5階建ての新館を建設し、駅員、運転士、車掌のほか、指令員やメンテナンス関係の仕事も体験できるようにするという。開業後の展示面積は、現在の約1.5倍になる見込み。

リニューアルの目玉として、1936年(昭和11年)に製造された電気機関車「EF55」が、2015年(平成27年)4月12日から展示される。D51形蒸気機関車と同じくらい古い機関車だ。
EF55は流線形のボディーが特徴で、鉄道ファンから「ムーミン」の愛称で親しまれてきた。
1936年(昭和11年)に3両だけ製造され、特急「燕」や「富士」などを引いた後、1952年(昭和27年)からは高崎線の普通列車を中心に活躍した。現存するのは「1号機」の1両のみ。第2次世界大戦中に機銃掃射を受け、運転室の天井には今も銃弾の痕跡が残る。
1964年(昭和39年)にいったん現役を引退。1978年(昭和53年)に準鉄道記念物の指定を受けた後、再整備され、1986年(昭和61年)から2009年にかけては主に臨時列車として、イベントに登場した。
地上5階建ての新館を建設し、駅員、運転士、車掌のほか、指令員やメンテナンス関係の仕事も体験できるようにするという。開業後の展示面積は、現在の約1.5倍になる見込み。

リニューアルの目玉として、1936年(昭和11年)に製造された電気機関車「EF55」が、2015年(平成27年)4月12日から展示される。D51形蒸気機関車と同じくらい古い機関車だ。
EF55は流線形のボディーが特徴で、鉄道ファンから「ムーミン」の愛称で親しまれてきた。
1936年(昭和11年)に3両だけ製造され、特急「燕」や「富士」などを引いた後、1952年(昭和27年)からは高崎線の普通列車を中心に活躍した。現存するのは「1号機」の1両のみ。第2次世界大戦中に機銃掃射を受け、運転室の天井には今も銃弾の痕跡が残る。
1964年(昭和39年)にいったん現役を引退。1978年(昭和53年)に準鉄道記念物の指定を受けた後、再整備され、1986年(昭和61年)から2009年にかけては主に臨時列車として、イベントに登場した。
交通アクセス
【鉄道】
- JR大宮駅よりニューシャトルに乗り換え「鉄道博物館駅」下車、徒歩1分
近隣の情報
- 鉄道博物館と日本最大級の鉄道ジオラマ:ぱふぅ家のホームページ
- 鉄道博物館 と 0系新幹線:ぱふぅ家のホームページ
- 鉄道博物館とC57形式蒸気機関車:ぱふぅ家のホームページ
- 開花宣言後初の週末、花見客でにぎわう(2024年4月1日)
- プラレールで山手線の全駅を再現(2017年9月4日)
- SL銀河、4月29日から運行 4年目の春へ準備進む(2017年2月26日)
参考サイト
- 鉄道博物館:公式
- EF55 鉄道博物館で展示へ:ばんばんの鉄道放浪記
- EF55 1 鉄道博物館で展示が決定!:でこいちの鉄分補給
- EF55 1鉄道博物館展示:西武所沢工場のブログ
(この項おわり)