福井駅と恐竜広場

2019年8月14日・2024年8月12日 撮影

目次

JR福井駅

JR福井駅 西口
JR福井駅 西口 2019年8月15日撮影
福井駅(福井県福井市中央1丁目1番1号)は、JR西日本・えちぜん鉄道・福井鉄道の駅である。1896年(明治29年)7月に開業。写真は西口の様子。
JR福井駅 西口の大きな写真大きな写真
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フクイティタン - 福井駅
フクイティタン 2019年8月15日撮影
2015年(平成27年)3月の北陸新幹線金沢開業に伴い、西口には恐竜の動くモニュメントなどを設置し、恐竜広場とした。恐竜王国福井をアピールする。
フクイティタン - 福井駅の大きな写真大きな写真
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福井の哺乳類 - 福井駅
福井の哺乳類 2019年8月15日撮影
フクイティタンは、日本で初めて学名がつけられた竜脚類(草食)で、全長は約10メートル、高さは約6メートルある。モニュメントは等身大で、動く。夜間のライトアップは迫力がある。

2014年(平成26年)、勝山市で、国内で初めて恐竜時代の哺乳類の骨格化石が発見された。実際の体長は約13cmだが、これを2.5倍に拡大したものが、フクイティタンの足下に設置されている。まだ名前がなく、説明書きには「福井の哺乳類」と記されている。
福井の哺乳類 - 福井駅の大きな写真大きな写真
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恐竜の足跡化石 - 福井駅
恐竜の足跡化石 2019年8月15日撮影
恐竜の足跡化石の複製も置かれている。すべてが実物大である。
写真は、フクイサウルスやコシサウルスの仲間である鳥脚類(草食恐竜)の足跡化石。長さ33cm、幅34cmと、人間と比べてそれほど大きいというわけではない。
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フクイサウルス - 福井駅
フクイサウルス 2019年8月15日撮影
フクイサウルスは、鳥脚類の草食恐竜で、日本で初めて全身骨格を復元した。全長約4.7メートル、高さ約2.65メートル。1989年(昭和64年)から始まった恐竜化石調査で発見され、2003年(平成15年)に新しい種類の恐竜として命名された。
フクイサウルス - 福井駅の大きな写真大きな写真
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フクイラプトル - 福井駅
フクイラプトル 2019年8月15日撮影
フクイラプトルは、獣脚類の肉食恐竜。アロサウルスの仲間である。肉食恐竜として日本で初めて全身骨格を復元した。全長約4.2メートル、高さ約2.5メートル。
フクイラプトル - 福井駅の大きな写真大きな写真
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ジュラチック - 福井駅
ジュラチック 2019年8月15日撮影
Juratic (ジュラチック) 王国PR隊のジュラチックもある。隊長「ラプト」(緑)、副隊長「サウタン」(黄)、副隊長「ティッチー」(桃) の3頭。
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恐竜トリックアート - 福井駅
恐竜トリックアート 2019年8月15日撮影
西口の壁面には恐竜トリックアートが描かれている。

1982年(昭和57年)、勝山市内で中生代白亜紀前期のワニ類化石が発掘された。さらに発掘を進めると、肉食恐竜の化石が発見された。
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恐竜トリックアート - 福井駅
恐竜トリックアート 2019年8月15日撮影
1989年(昭和64年)から10年間で、5種類の新種の恐竜化石が発見された。こうして恐竜王国福井が誕生する。福井の恐竜化石と発掘現場は、2017年(平成29年)に国の天然記念物にも指定された。
恐竜トリックアート - 福井駅の大きな写真大きな写真
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JR福井駅
JR福井駅 2019年8月15日撮影
北陸新幹線は、2024年(令和6年)3月16日、福井駅を通って、敦賀駅まで延伸する。駅前では高架橋の建設工事が進んでいる。
JR福井駅の大きな写真大きな写真
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JR福井駅
JR福井駅 2023年7月30日撮影
2023年(令和5年)5月27日、芦原温泉駅で金沢駅~敦賀駅間のレールが結ばれた。当初より1年遅れとなるが、2024年(令和6年)3月の延伸開業を目指し、福井駅も生まれ変わった。
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JR福井駅
JR福井駅 2023年7月30日撮影
金沢駅の次は、小松駅、加賀温泉駅、芦原温泉駅、福井駅、越前たけふ駅、敦賀駅と続く。
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えちぜん鉄道 福井駅

えちぜん鉄道 福井駅
えちぜん鉄道 福井駅 2019年8月15日撮影
えちぜん鉄道 福井駅(福井県福井市中央1丁目1-3)は、JR福井駅西口を下りて東側へ、約15メートルの屋根付き歩道を通って接続している。
1996年(平成8年)から高架化工事を着工し、2015年(平成27年)から2018年までは北陸新幹線の高架上に設けられた仮ホームで営業していた。2018年(平成30年)6月3日に、写真の高架駅が完成し営業開始した。
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えちぜん鉄道 福井駅
2024年8月12日 えちぜん鉄道 福井駅 写真:パパぱふぅ
2024年(令和6年)3月16日に北陸新幹線が敦賀駅まで延伸開業したことに伴い内外装工事も終わった。JRに近い南口待合室に入ると、恐竜博士が出迎えてくれる。
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えちぜん鉄道 福井駅
2024年8月12日 えちぜん鉄道 福井駅 写真:パパぱふぅ
福井県産のスギ材をふんだんに使った木目調の内装が柔らかさを感じさせる。
北口へ向かう通路沿いには、休憩スペースや観光案内所、コーヒーショップ、コインロッカーが並ぶ。
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えちぜん鉄道 福井駅
2024年8月12日 えちぜん鉄道 福井駅 写真:パパぱふぅ
南口を入るとすぐに改札がある。クレジットカード、QRコード決済に対応しているが、交通系ICカードには対応していない。2024年(令和6年)8月時点で導入に向けた工事が進められている。

1992年(平成4年)に、京福電気鉄道は越前本線・東古市駅(現在の永平寺口駅)~勝山駅間と永平寺線の廃止およびバス転換を表明した。これを受け、1997年(平成9年)に福井県と沿線市町村が京福越前線活性化協議会を設立し、鉄道の利用促進策を講じることになった。
ところが、京福電気鉄道は、2000年(平成12年)12月、2001年(平成13年)6月に相次いで列車衝突事故を起こし、国土交通省から列車運行停止命令を受けて福井県内の全線で運行を停止してしまう。
えちぜん鉄道 福井駅の大きな写真大きな写真
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これによる収支悪化で、2001年(平成13年)10月に越前本線・永平寺線・三国芦原線の廃止届を国土交通省に提出した。
福井県は、越前本線・三国芦原線を地域の足として第三セクター方式で存続させることを決定し、2002年(平成14年)9月にえちぜん鉄道を設立する。2003年(平成15年)2月に京福電気鉄道から越前本線(現在の勝山永平寺線)・三国芦原線を譲り受け、同年8月に国芦原線を、10月に勝山永平寺線を営業再開した。2016年(平成28年)3月には、フェニックス田原町ライン」として、三国芦原線と福井鉄道福武線との相互直通運転を開始した。
えちぜん鉄道 福井駅
2024年8月12日 えちぜん鉄道 福井駅 写真:パパぱふぅ
2023年(令和5年)3月、改札口の横に、駅の新たなシンボルとなる大型ステンドグラス「ジュラシックえちぜん」が設置された。人類最古の壁画技法であるアフレスコ画を極めた画家で文化勲章受章者の絹谷幸二 (きぬたに こうじ) 氏が原画・監修を務めた。
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福井県で発掘されたフクイティタン、フクイベナートルをはじめとする恐竜たちと、福井県の自然や広い青空、永平寺丸岡城一乗谷朝倉氏遺跡、東尋坊、そして、えちぜん鉄道の車両やそのアテンダントとともに、約2カ月かけて原画が描き下ろされたという。
えちぜん鉄道 福井駅
2024年8月12日 えちぜん鉄道 福井駅 写真:パパぱふぅ
2階ホームにも、福井県産のスギ材をふんだんに使われている。
ホームは当初、1番線が勝山永平寺線、2番線が三国芦原線になっていたが、勝山と三国港の位置関係を考えて順序が入れ替わった。
えちぜん鉄道 福井駅の大きな写真大きな写真
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えちぜん鉄道 福井駅
2024年8月12日 えちぜん鉄道 福井駅 写真:パパぱふぅ
高架化に伴い、2018年(平成30年)6月に新福井駅~福井口駅間が単線化し、福井駅の所属路線は勝山永平寺線で、三国芦原線は直通列車が入線するという形になり、番線・方面の区別がなくなった。停車中の列車の行き先は、ホーム上の行き先表示板で確認できる。
えちぜん鉄道 福井駅の大きな写真大きな写真
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駅弁「北前廻船丼」

駅弁「北前廻船丼」 @date@撮影
駅弁「北前廻船丼」
帰りの北陸新幹線の中で、番匠本店の「北前廻船丼 かに×ふくいサーモン」をいただいた。福井駅にあるショッピングセンター「くるふ福井駅」の番匠本店で購入。これよりお高い「かに・いくら・うに」は売り切れ。
駅弁「北前廻船丼」 @date@撮影の大きな写真大きな写真
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江戸時代から明治時代にかけて福井と北海道を結んでいた北前航路に思いをはせ、海産物の恵みを表現したかにのちらし寿しに福井ブランドのふくいサーモンをトッピングしました――というコンセプト。廻船と海鮮をかけている。量は少なめながら、味は大満足😋

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(この項おわり)
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