
八ッ場ダム(群馬県吾妻郡長野原町大字川原畑字八ッ場)は、利根川の支流・吾妻川中流に建設された国直轄の多目的ダムで、2020年(令和2年)4月から運用開始している。洪水調節、流水の正常な機能の維持、都市用水の補給、発電を目的としている。
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堤高116.0メートル、堤頂長290.8メートル、堤体積99.1万立方メートルの重力式コンクリートダムで、洪水調節容量は6,500万立方メートル、利水容量は非洪水期9,000万立方メートル(洪水期2,500万立方メートル)。

新規都市用水として最大毎秒22.209立方メートルの供給ができる。ダム下流の八ッ場発電所は最大出力11,700kWとなっている。

1952年(昭和27年)に発表された「利根川改訂改修計画」にある10箇所のダムの1つで、1967年(昭和42年)に着工した。しかし、水没地域である長野原町においてダム建設反対運動が起き、建設は難航した。



水陸両用バスの運行や、湖畔のキャンプ・バーベキュー場、公園、八ッ場地域の埋蔵文化財展示施設など、次々に施設がオープンしており、観光客も増えている。

ダム左岸にはなるほど!やんば資料館があり、ダム建設の歴史や技術、やんば周辺地域の情報などを紹介している。

ダム躯体内のエレベーターに乗って基部へ降りることができる。

交通アクセス
【鉄道】

- JR吾妻線「川原湯温泉駅」から徒歩約40分
- 関越自動車道「渋川伊香保IC」から約60分
- JR吾妻線「長野原草津口駅」からタクシー約10分

近隣の情報
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(この項おわり)