
穴地獄(チャツボミゴケ公園)
穴地獄(群馬県吾妻郡中之条町大字入山13-3)は、国の天然記念物に指定されているチャボミゴケが群生しており、チャツボミゴケ公園と呼ばれる。冬季(12月~4月下旬)は閉園する。
大きな写真

(1920×1280 ピクセル, 1769 Kbyte)

穴地獄(チャツボミゴケ公園)
この場所は、草津白根山の噴火で生じたすり鉢状の穴であるところから、穴地獄と呼ばれる。穴から鉱泉が湧き出しており、水温は30℃以下だが、鉄イオン、硫酸イオン、塩化物イオンを多く含むため、pH値は2.0~4.6と強酸性を示す。

穴地獄(チャツボミゴケ公園)
多くの動植物にとっては過酷な環境であるが、鉄イオンを使ってエネルギーを得るチャツボミゴケと鉄バクテリアは生息が可能で、代謝過程で鉄鉱を作り、その死骸が沈殿することで褐鉄鉱の鉱床ができ、1万年ほど続き、群馬鉄山ができあがった。

穴地獄(チャツボミゴケ公園)

穴地獄(チャツボミゴケ公園)

穴地獄(チャツボミゴケ公園)
交通アクセス
【自動車】
- 関越道「渋川伊香保IC」より国道17・353・145・292号経由で草津温泉方面へ1時間30分
- 上信越自動車道「碓氷軽井沢IC」より国道146号で長野原へ、国道145号「新須川橋交差点」左折、国道292号へ約1時間45分
参考サイト
- 中之条町六合のチャツボミゴケ:文化遺産オンライン
- チャツボミゴケ公園:六合の里温泉郷組合
- チャツボミゴケ公園:中之条町
- 上州湯ノ湖:六合の里温泉郷組合
近隣の情報
- 穴地獄ではチャツボミゴケが群生:ぱふぅ家のホームページ
- 上州湯ノ湖と品木ダム水質管理所草津中和工場:ぱふぅ家のホームページ
- 草津温泉は日本三名泉のひとつ:ぱふぅ家のホームページ
- 日本国道最高地点は標高2,172メートル:ぱふぅ家のホームページ
- 吾嬬橋は国内唯一のピン結合タイプのトラス橋:ぱふぅ家のホームページ
- 旧国鉄長野原線太子駅は戦後復興を鉄鉱石の輸送で支えた:ぱふぅ家のホームページ
- 野反湖はニッコウキスゲの群生地:ぱふぅ家のホームページ
- 万座温泉・万座空噴・毛無峠・小串鉱山・湯峰公園:ぱふぅ家のホームページ
- 八ッ場ダムは着工から半世紀を経て完成:ぱふぅ家のホームページ
- 樽沢トンネルは日本一短いトンネル:ぱふぅ家のホームページ
- 猿橋をわたって吾妻渓谷へ:ぱふぅ家のホームページ
- 鎌原観音堂は浅間山の大噴火を生き残った:ぱふぅ家のホームページ
- 大前駅〜万座・鹿沢口駅:ぱふぅ家のホームページ
- 旧太子駅、戦後復興を支えた産業遺産(2022年12月17日)
- 滝とサルビアの共演、赤い花と白い滝とのコントラスト(2022年10月18日)
- 標高1800メートルの雪見露天風呂(2021年12月18日)
- 草津温泉で恒例の「氷室のふるまい」(2019年6月8日)
- ニホンザルも温泉でほっこり(2018年2月4日)
- 体も心もホカホカ 草津で観光客にクマザサうどん(2013年12月28日)
(この項おわり)