曼殊院は皇室一門が住職を務める門跡寺院

2021年11月19日 撮影
曼殊院
曼殊院 (まんしゅいん) (京都府京都市左京区一乗寺竹ノ内町42)は平安時代に始まる天台宗の寺院で、室町期以降、皇室一門が住職を務める門跡寺院となった。紅葉の名所である。
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曼殊院
延暦年間(728~806年)、伝教大師最澄により鎮護国家の道場として比叡山に創建された坊(小寺院)が起源とされる。
北野神社(北野天満宮)との関係が深く、歴代の曼殊院門主は北野神社の別当(管理責任者)を兼ねている。
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曼殊院
12世紀頃に北山に本拠を移したが、金閣寺造営に伴い洛中への移転。
1495年(明応4年)頃、後土御門天皇の猶子 (ゆうし) である大僧正慈運法親王が26世門主として入寺して以降、代々皇族が門主を務めることが慣例となり、宮門跡としての地位を確立した
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曼殊院
1656年(明暦2年)、桂離宮を造営したことで名高い八条宮智仁親王 (はちじょうのみや としひとしんのう) の第二皇子、良尚入道親王 (りょうしょうにゅうどうしんのう) が29世門主となり、現在地へ移転した。
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曼殊院
このとき、本堂の大書院を建立。仏間に本尊阿弥陀如来立像を安置。国の重要文化財に指定されている。桂離宮の御殿とよく似たデザインである。
枯山水庭園は国の名勝に指定されている。
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曼殊院天満宮
曼殊院天満宮は曼殊院の鎮守社で、関係の深い北野神社の祭神、菅原道真が祀られている。曼殊院に現存する最古の建物で、室町時代末期の建築と考えられている。
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勅使門 - 曼殊院
参道の正面にある勅使門 (ちょくしもん) は、皇室など勅使が利用する門で、一般拝観者の入り口は西側にある。
このあたりの紅葉が美しく、2005年(平成17年)から秋の恒例行事として夜間拝観を行ってきたが、2021年(令和3年)に終了することが決まっている。
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交通アクセス

【鉄道】
  • 叡山電鉄「修学院駅」下車、徒歩約20分
【バス】
  • 市営バス、JR京都駅より5番、地下鉄北大路駅より北8番、その他31番系統、地下鉄国際会館駅より5・31番系統で、「一乗寺清水町」下車、東へ徒歩約20分
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出発地の最寄駅:

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曼殊院 関連

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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