
1348年(正平2年)になるとアルプス以北のヨーロッパにも伝わり、14世紀末まで3回の大流行と多くの小流行を繰り返し、猛威をふるった。
当時のヨーロッパ人口の3分の2にあたる3,500万人が死亡したとされる。

また、地球規模の気候変動で、現在よりも平均気温がかなり低かったこのころ、とくに緯度が高い地方で飢餓が頻発した。
当時のヨーロッパ人口の3分の2にあたる3,500万人が死亡したとされる。

また、地球規模の気候変動で、現在よりも平均気温がかなり低かったこのころ、とくに緯度が高い地方で飢餓が頻発した。
この時代の世界
(この項おわり)
モンゴル帝国が勃興し東ローマ帝国との交易が盛んになったことに伴い、1347年(興国8年)、中央アジアからイタリアのメッシーナに黒死病が上陸した。ヨーロッパに運ばれた毛皮についていたノミが媒介したとされる。