西暦1732年 - 享保の大飢饉

サツマイモの栽培に成功

人並みに (1732) 食べたい享保の大飢饉

青木昆陽
1731年(享保16年)夏、西日本で稻虫(ウンカまたはイナゴ)が大発生し、大凶作となった。凶作は翌年まで続き、享保の大飢饉 (きょうほうのだいききん) と呼ばれる。

江戸で寺子屋を開いていた青木昆陽 (あおきこんよう) は、飢饉対策として九州でつくられていたサツマイモに注目した。
これが江戸町奉行の大岡忠相 (おおおかただすけ) の目に止まり、昆陽は幕府の飢饉対策プロジェクトのリーダーとなった。
享保20年正月、昆陽は九州からサツマイモの種芋1500個を取り寄せた。しかし、江戸の寒さのために3分の2を腐らせてしまう。
春になり暖かくなったタイミングを見計らい、残った500個を小石川薬草園に植えた。そして11月に4400個の収穫を上げた。

この栽培方法は本になり、やがて全国でサツマイモが栽培されるようになる。

この時代の世界

1625 1675 1725 1775 1825 1716 享保の改革 1731 1732 享保の大飢饉 1698 1769 青木昆陽 1677 1751 大岡忠相 1684 1751 徳川吉宗 1702 赤穂浪士の討ち入り 1707 宝永の大噴火 1707 宝永地震 1709 1716 徳川家継 1653 1724 近松門左衛門 1689 おくのほそ道 1657 1725 新井白石 1726 「ガリバー旅行記」の出版 1667 1745 スウィフト 1725 バイオリン協奏曲「四季」発表 1678 1741 ヴィヴァルディ 1685 1750 バッハ 1707 ストラディヴァリウスの最盛期 1710 マイセン陶磁器製作所の創立 1719 「ロビンソン・クルーソー」出版 1660 1731 ダニエル・デフォー 1676 1721 アレキサンダー・セルカーク 1722 イースター島の発見 1642 1727 ニュートン 1660 1727 ジョージ1世 1663 1729 トーマス・ニューコメン 1659 1729 ロッヘフェーン 1713 ユトレヒト条約 1638 1715 ルイ14世 1683 1746 フェリペ5世 1688 名誉革命 1709 アン法の制定 1685 1740 カール6世 1676 1745 ロバート・ウォルポール 1721 最初のイギリス首相 1689 1755 モンテスキュー 1693 1762 ジェームズ・ブラッドリー 1728 恒星の年周光行差の観測 1700 1782 ベルヌーイ 1710 1774 ルイ15世 1740 1748 オーストリア継承戦争 1654 1722 康煕帝 1689 ネルチンスク条約 1678 1735 雍正帝 1721 ロシア帝政始まる 1672 1725 ピョートル1世 1688 1747 ナーディル・シャー 1692 セイラム魔女裁判はじまる 1702 1713 アン女王戦争 1706 1790 ベンジャミン・フランクリン 1752 フランクリンの雷実験 1722 イースター島の発見 Tooltip
(この項おわり)
header