西暦1784年 - メシエ天体カタログ完成

彗星と紛らわしい天体の一覧
シャルル・メシエ
フランスの天文学者シャルル・メシエは、彗星を探索するにあたり、それと紛らわしい天体の一覧を作成した。これがメシエ天体カタログのはじまりで、メシエ(Messier)の頭文字をとって、M1からM110の番号が振られている。

メシエは、フランス海軍天文台の天文官ニコラ・ドリールの助手となり、オテル・ド・クリュニー僧院(現在のクリュニー中世美術館)の塔の屋上に設置した天文台で観測をしていた。観測に使っていた天体望遠鏡は口径5~7cmという比較的小型のものであり、現在でもアマチュアが観測するのに適した天体カタログである。
1774年、最初のカタログにはM45までが掲載された。1781年にはM68まで、1784年にはM103までが掲載された。
その後、生前にメシエが記録に残していた者のカタログに収載していなかった天体を、別の天文学者が追加していった。1966年(昭和41年)、ケネス・グリン・ジョーンズが最後のM110を追加した。
カタログには、散開星団、散光星雲、球状星団、系外銀河など、種類を問わずに並んでいる。

2017年(平成29年)10月、メシエ天体カタログのうち、ハッブル宇宙望遠鏡で撮影された63個の天体の画像が一覧公開された。リストは今後も更新されていくという。

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