

(1000×1000 ピクセル, 184 Kbyte)

18:19:43 / F6.3 / 1/25秒 / ISO8000

19:00:01 / F6.3 / 1/125秒 / ISO8000
食の終わりは、ギリギリ撮影することができた。レンズ焦点距離150mm+2.2倍テレコンバーター(35mm判換算で540mm)なので、さすがに土星の輪を写すことはできないが、恒星と違って点状に写っていないことがお分かりいただけるだろう。

このように広範囲で土星食を見ることができるのは、2002年(平成14年)3月20日以来22年半ぶりである。

このように広範囲で土星食を見ることができるのは、2002年(平成14年)3月20日以来22年半ぶりである。


月は地球の周囲を約27.3日で公転する。地上から見ると、恒星や惑星よりも早く、東へ東へと進んでいく。天球の1周を360度とすると、月は1日で360÷27.3=約13度ずつ東へ移動する。月の見た目の直径は約0.5度なので、13÷24÷0.5=1.08‥‥つまり、1時間で月1個分、東へ進むことになる。

望遠レンズで覗いていると、みるまに土星が移動するのがわかる。

国内で見られる次回の土星食は2025年(令和7年)2月1日だが、東京では土星が月の縁をかすめる接食となる。今回のような条件で土星食を見ることができるのは2037年(令和19年)2月2日までお預けだ。

国内で見られる次回の土星食は2025年(令和7年)2月1日だが、東京では土星が月の縁をかすめる接食となる。今回のような条件で土星食を見ることができるのは2037年(令和19年)2月2日までお預けだ。
参考サイト
- 土星食(2024年12月):国立天文台
- 2024年(令和6年)12月8日 土星食:AstroArts
過去の天文現象アルバム
- 2024年12月08日 土星食
- 2024年10月21日 紫金山・アトラス彗星
- 2022年11月08日 皆既月食と天王星食
- 2021年11月19日 部分月食
- 2020年10月25日 冬の大三角
- 2019年09月06日 オリオン座
- 2019年01月06日 部分日食
- 2018年01月31日 皆既月食
- 2014年10月08日 皆既月食
- 2012年05月21日 金環日食
- 2011年12月10日 皆既月食
- 2009年07月22日 皆既日食
- 2007年09月25日 中秋の名月
- 2006年11月09日 水星の太陽面通
- 2006年11月03日 十三夜
- 2005年09月18日 中秋の名月
- 2004年10月14日 部分日食
- 2001年03月18日~22日 オーロラ
- 1997年03月09日 部分日食
(この項おわり)