西暦672年 - 壬申の乱

皇位継承権をめぐる戦い

無難に (672) 乗り切る壬申の乱

天武天皇
天武天皇(大友皇子)
672年、天智天皇 (てんじてんのう) の子・大友皇子 (おおとものおうじ) 弘文天皇 (こうぶんてんのう) )と実弟・大海人皇子 (おおあまのおうじ) との間で、皇位継承をめぐって壬申の乱 (じんしんのらん) が勃発する。
1か月余の戦いの結果、弘文天皇は自害し、大海人皇子が勝利する。飛鳥浄御原宮 (あすかきよみはらのみや) に遷都する。
翌673年、大海人皇子が天武天皇 (てんむてんのう) として即位する。
天武天皇は、天皇家を中心に政治を行う「皇親政治 (こうしんせいじ) 」を行い、新しい身分制度「八色の姓 (やくさのかばね) 」をつくり、政治改革を進めた。天武天皇が定めた「飛鳥浄御原令 (あすかきよみはらりょう) 」は、その後、律令制度の基礎になってゆく。

645年、大化の改新からはじまった元号制度は、650年に改元し白雉 (はくち) となるが、654年に孝徳天皇が崩御すると、あらたな元号は定められなかった。天皇体制が揺らぎ、それどころではなかったと考えられる。
天武天皇は686年8月、朱鳥 (しゅちょう) を定めるが、その1ヵ月後に崩御してしまい、再び元号の空白期間となる。

飛鳥浄御原宮付近の地図

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目的地:飛鳥浄御原宮跡

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(この項おわり)
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