
伝説のエルドラド(黄金郷)を求めて第二のコルテスを目指したスペイン人ピサロは、1531年(享禄4年)、180名の兵士と27頭の馬を率いてインカ帝国に入った。当時のインカ帝国は帝位をめぐる内乱が起きており、ピサロはこれを巧みに利用し、1533年(天文2年)、インカ帝国を滅ぼす。
インカ帝国から接収した財宝はたちまち溶かされ、金貨の鋳造に使われ、スペインの財政再建に貢献した。

インカ帝国もアステカ帝国同様、ヨーロッパからもたらされた天然痘によって人口が激減し、アフリカから移住させられた黒人奴隷の数が増えていくことになる。

インカ帝国もアステカ帝国同様、ヨーロッパからもたらされた天然痘によって人口が激減し、アフリカから移住させられた黒人奴隷の数が増えていくことになる。
この時代の世界
(この項おわり)